ちるろぐ

ここが僕のアナザースカイ

まともさの失われた仕事

日曜日の夜、NHKで放送してるテレビ見てる?

「This is us 36歳 これから」っていう海外ドラマなんだけど。

あらすじは、誕生日がおなじ36歳の男女が、色んな出会いや出来事を経験していく、という感じで、派手なアクションやエピソードがあるワケじゃないんだけど、すごく面白いんだよ。

日本にもこういうドラマあったらいいけど、たぶん日本じゃ作れないかな。

でも、世界の36歳は、なんだか大変そうなんだよ。きっと、日本の36歳だって、同じように苦悩しながら生きてるんだと思う。

それに比べて、僕はダメだよ。結婚もしてないし、もちろん子供もいない。昨日なんか、彼女の家で一日中ゴロゴロして、半分以上、寝ていたのだもの。

まるで、子供のまま大人になってしまったようなんだ。

本やネットで、色んな話を見聞きしてるから、分かった気になっているけど、実体験がともなっていないから、本当はなにも知らない、坊やなんだよ。

仕事も、あんまり好きじゃないから、楽な方、楽な方に流れて、スキルなんかひとつも身についちゃいない。

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日本の会社では、スキルなんて必要なくて、どういうポジションに収まるかっていう、ポジション取りの小賢しささえあれば、なんとかなってしまうのも、ダメな原因なんだと思う。

明らかにダメな人物が、要職におさまっているのを、僕たちは見過ごしている。それでも回って行くのは、個々の能力が高いからなんだろうね。

つまり、誰が偉くなっても、それなりのクオリティを保てるから、あとはフォワードのポジションをゲットして、コロコロ転がってきたボールを体で押し込めばいい。テクニックのいらない、イージーなシュートなんだ。

そうなると、ゲームとしちゃぜんぜん面白くない。僕が「仕事なんてつまんない」と思うのも、無理はないよ。

うちの会社だって、赤字なんて言ってるけど、ほんの少し「まとも」になれば、まったく問題ないんだよね。

なんで、まともに考えられないんだろう。

例えば、仕事が100あって、30の経費がかかったとするよね。じゃあ、仕事が50になったら経費は15にしなきゃならない。

これ、いくら説明しても通じない人がいるんだよ。

恐くない?

もう、ゾっとするしかないんだよ。

僕は、そんなモンスターを相手に、生きていかなきゃならない。