こんちは。ライターのチルドです。
とうとうこの季節がやって来ました。うちの会社、毎年5000枚の年賀状を出すんですが、ただでさえ忙しい年末に、この作業は罰ゲーム以外の何物でもありません…。
シールになった住所ラベルを、ペタペタと貼っていくのですが、終わったころには、指はパサパサ、指先はヒリヒリします。やるしかないのですけれど。
ところでみなさん、まだ個人的に年賀状って出しているのでしょうか。僕は遠くの古い知人にだけ送っています。
送るとき住所を見直すので、過去にもらった年賀状を繰るのですが、たまに夫婦のツーショット写真が混じっています。とても幸せそうです。
しかし、個人情報の漏えいという観点からも、年賀状に写真を使うのは、どうなのかなと思います。
…と、もっともらしい理由をつけてみましたが、本当は処分に困っているのです。
愛し合う2人を年賀状に印刷するとき、彼女らは、そこに終わりが来る可能性について、想像力が欠如しているのではないでしょうか。
年賀状に載せるからには、最高に幸せなワンショットを選びますよね。コブクロ風に言うと、まぶしかった時間が痛いほど鮮やかに焼き付けられているんです。
しかし、寄り添う2人が離ればなれになると、翌年の年賀状は来ません。そして、2人の最高の笑顔だけが焼き付いたしわくちゃの年賀状が、たいして親しくもない僕の手元にのこるのです。
おそらく本人たちはとっくに処分していると思います。しかし、僕は、それを捨てることが出来ずにいるんですよ。
文字だけであれば、こんな悲劇は回避できたのに…。
もう時代はインターネットですし、サクっとメールで済ませましょうよ…と思う話題でした。