こんにちは。ライターのチルドです。
冷蔵庫を開けて「あれ? なにを出そうとしたんだっけ…?」と、なることってありますよね。
僕は本当に忘れっぽくて、しょっちゅうあります。それだけじゃなく、日常的に自分の行動や発言を忘れてしまうことがあるんです。
若いころは、病気を疑ったりもしたのですが、病院へ行くほどでもなく、みんなより、ちょっと記憶力が悪いのかなと。
これは、気軽な友人関係であっても気をつけなきゃなりません。一歩まちがえばオオカミ少年になってしまいますから。
また、どこへ行くのかも忘れてしまうので、車の運転にも要注意です。
そこで、僕がやってきた物忘れ対策をいくつか紹介していきます。
相手によって対応を変えない
物忘れでもっともキケンなのは、言ってることが変わって信用を落としてしまうことです。同じことを聞かれても、状況によってブレてしまうんですね。たとえば、貧乏なBさんに給料に満足しているかと聞かれたら、満足していると答え、裕福なAさんから聞かれたら、不満だと答えてしまうといった具合です。
いちおう僕なりに、相手を気遣った発言ではあるのですが、本来なら自分を基準にして、満足か不満足かを述べなければなりません。
賢い人は、自分が過去にした発言と照らし合わせて、矛盾のない受け答えをできるのですが、記憶力が劣っているとそれが出来ないのです。
そこで有効なのが、相手によって対応を変えないことです。給料に不満を感じているならば、相手がだれであろうと、それがたとえ、お隣のラブラドールレトリバーであっても、徹底しておなじ対応をします。
大事なのは、いつも自分の心に素直であり、正直であり続けることです。
行動に意味をあたえる
記憶に難があると、自分の行動を人に説明できなかったり、自分でも忘れてしまうことがあります。このハサミを僕はなんでここに置いたんだろう…?、という感じです。
そこで、AになったらBをする、というように行動に意味をあたえます。そのため、最初にじっくり考え行動するようにします。
たとえば、家から駅へ向かうとき、2つのルートがあったとします。1本は大通りに面した道。もう1本は公園を横切る裏道です。
大事なのは目的地である駅です。ここで漫然と駅へ向かってはいけません。どのルートが最短距離かを考えるのです。
駅への最短距離は公園を横切る裏道です。まずはそれをしっかりと覚えておきます。
すると、もしも公園を横切っている途中で、どこに向かっているのか忘れても、この道が駅への最短距離だと知っていれば、僕は駅に向かっているのだ!という解を導き出せるのです。
逆もまた然りです。
ある日、大通りを歩いていると、「あれ?、僕は会社へ行こうとしているんだっけ」となります。
…いや、ここは大通りだから僕は駅へ向かってはいない。駅へ行くなら公園の方から行くハズだ。
この時間に駅へ行かないということは、つまり今日は休日。そうだ。今日は休みだからツタヤに行こうとしていたんだ!
と、なるわけです。
僕はこれを記憶の逆算法と呼んでいます。
このように、何気ない行動にも意味を持たせれば、激しい物忘れに、ある程度は対処できるのです。
まとめ
ちょっと信じられないかもしれませんが、僕の中では普通にある出来事です。それが僕の生きている世界なのです。また、現在から過去へ向かって、自分ならこう考えて、こう行動したはずだ、と確信することで、物事のつじつまを合わせ、忘れてしまったことも、思い出すことができます。
常にいったんゼロになる煩わしさはありますが、慣れればそれほど困難ではありません。
それに、記憶力が弱ければ、同じ本で何度も楽しめたり(忘れている)、心の傷を、早く癒せるといったメリットもあります。
人生は与えられたカードで勝負しなければなりません。
僕に配られたカードは、決してスペシャルではありませんでしたが、人や環境に合わせて配置することで、なにがしかの解決方法が見つかるものです。
前進あるのみです。