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先日、お伝えした通りにJINSショップにてメガネを買ってきました。
はじめての来店だったので、緊張しましたが、お店の作りがガラス張りなので、さほど抵抗なく暖簾をくぐることができました。
画像はパンフレットより。外観撮り忘れた
店内を物色
自他ともに認める不審者である僕は、例のごとく足音を忍ばせ泥棒のように店内に侵入しました。日曜日の午後だというのに、先客が3名ほどいたので、息を潜めて待機。
しばらく店内を物色したあと、レジの前に立つ男性に声をかけました。はじめてメガネ作りに来たのですが…と、蚊の泣くような声で伝えると「処方箋はお持ちですか?」と聞かれました。
処方箋?
ネットの下見になかった単語がいきなり飛び込んできたので、焦りつつ首をプルプルすると、「では、視力の測定をしてみますか」と、店内の検査スペースへ案内されました。
あとで思ったのですが、たぶん初めてメガネを作る場合、病院で目の検査をしたあと買いに来るパターンが多いのでしょうね。誤算でした。
視力の検査
視力の測定は、可愛いというより綺麗めスレンダーの女性が担当してくれました。
僕は明らかに挙動不審なのですが、それをまったく感じさせない、落ち着いた対応に好感を持ちました。まるで天使です。
検査は簡単で、初めにちっちゃいアドバルーンが見える筒を覗きました。次にちっちゃいひらがなが見える筒で検査をして完了です。所要時間は10分くらい。
最後にレンズの度を合わせます。初めてなので、一段階落としてもらいました。
あとでわかったのですが、普通はフレームを選んでからレンズ、お会計、お持ち帰りという流れのようです。
フレームのチョイス
続いてメガネのフレームを選びました。なるべく軽い方がいいと伝えると、この辺りがいいですよと案内してくれました。
正直なところ、とにかく種類が多くて何がどれやらサッパリ分かりませんでした。なので、次々に試着して鏡を覗いてみて、最終的に違和感がうすい無難なのをチョイスしました。
全体の印象
お店には、ひっきりなしにお客さんが来店して繁盛している様子でしたが、慌ただしい雰囲気は全然なく、落ち着いて選べます。
また、説明のあとに「なにかご質問ありますか?」と毎回聞いてくれるので、疑問に思ったことを聞きやすいです。
僕は、分からないことが分からない、という状態だったので「いや、とくに…」しか返せなかったのですが、色々聞きたい場合は助かると思います。
あと、気が付いたポイントとして
- 高いアイテムを勧めない
- 追加オプションを売り込まない
などでしょうか。
あくまで僕の印象ですが、JINSでは、お客さんにぜんぶ決めてもらう方針のようです。商品は違いますが、ソフトバンクと逆の対応ですね。
僕も接客業をしているのですが、とにかく売上を上げようとすると心がだんだん病んでくるんですよ。
その点、JINSさんは良かったですね。離職率も低く、働きやすい環境なのではと感じました。
お会計
フレームを選んでから、待ち時間はひとまず他の買い物へ行くことにしました。そして、30分後に戻ってみると、もう出来上がっていました。
お会計は、¥ 6,372 。5,900 + 税ですね。
あとでパンフレットを見てみると、値段は4種類あったようです。
レンズ代込み セットプライス
¥4,900 + 税 ¥5,900 + 税 ¥7,900 + 税 ¥9,900 +税
保証期間は6ヶ月。期間中であればレンズの調整を2回と、初期不良に対応してくれるとのことでした。
また、JINSでは、カードの類いを勧められたりしないので、個人情報を一切出す必要がありません。なんかカッコいいです。
左上にある緑色がレンズの空袋です。右下のチケットは、ネットショップの20%OFFと、店頭 ¥1,000 引きのクーポン券でした。
メガネを装備した
メガネすごいです。
はがねのつるぎでスライムを切ったことがある人なら共感してもらえると思うのですが、装備したあとの切れ味がすごくシャープです。
ずっとモヤのかかった世界で生きてきたので、おそろしいほど視界がクリアになりました。昭和初期のブラウン管から、現代のハイビジョンへ、ぶっ飛んだ感覚です。
今朝、試しに車の運転をしてみたのですが、違いますね。まっさらに見えていたアスファルトが意外とデコボコしていること、青と白のしましまだった標識は、とても役立つ情報が書いてあること、信号の丸はひとつであること、などなど。
街中の情報量が3倍になった感じです。
あとがき
メガネをかけるとよく見えるようになるのは、ずっと前から知っていたんですよ。
でも、大人になると、色んな物事が見えてきますよね。僕も、ものごころついてから色んな人の表情や行動を見てきました。欲望にギラつく視線、怒りをあらわにした表情、悲しみにうるんだ瞳。
他人の表情や一挙手一投足に僕は怯えて生きていました。しかし目のわるさは、そんな現実を都合よくボヤかしてくれました。僕にとって視力の低下は、ある種の救いでもあったのです。
可愛い女の子を発見できなくなるという代償を払って、現実を直視することから逃げていたのです。
そんな弱かった僕を、JINSは変えてくれると感じました。非情な現実に立ち向かう勇気をJINSのメガネからはもらえるような気がするのです。
…というのは大袈裟ですが、ちょっと視力落ちたからメガネをー、と思ったらJINSは結構おすすめです。
値段というより、全体的に安心感がありました。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。