こんちは。ちるろぐのなかの人です。
3日連続で投稿なんて、いつぶりなんでしょうか。人は弱り切ると、最後にちょっと元気になるっていうアレでしょうか。そうでないことを祈りたいです。
もらったエンピツをポイ捨て
近所にクリーニング店があって、そこは、お母さんと子ども二人、お父さんは船乗りっていう家族だったんだよ。
ある日、その家に遊びにいっていたら、お父さんが半年ぶりに帰ってきた。
そしたら、船乗りのお父さんが、子どもの友達ってことで、僕にもお土産だよー、って、袋をくれたんだよ。
それで、開けたらふつうのエンピツが2本。ああ、これなら家にもあるや、って、玄関を出た先でポイ捨て。
その後、たぶんクリーニング店のお母さんが、捨てられたエンピツ見つけて、ことの成行をウチの親に言ったみたい。
父に、エンピツ捨てたのか?って聞かれて、いや、落とした、ってウソついて、切り抜けたけど、クリーニング店のお母さんには絶対にバレてた。
おでん屋で飲食
小学校の1年生が、よるの8時ころ、高校生がいくような、おでん屋さんにいたら、不自然だよね。
そこの店は、感じの良いおじさんがやっていて、「そろそろ帰らなくて大丈夫?お母さん心配してるかもよ」とか、親切に言ってくれていたのだけど、僕は、それを無視して、カウンター席に座ったり、店の中をウロウロしたり。
そしたら、ウチの父親が血相変えて飛び込んできて、顔を思いっきり殴られた。幸い、防寒用の手ぶくろしてたから、たいしたダメージなかったけど、あれにはビックリした。
誘拐でもされたとでも、思ったのかな。
切手を切り抜く
小学校と言えばベルマーク、ベルマークと言えばPTA、というように、日本には土着の風習ってあるよね。
その年は、なぜかベルマークじゃなく、古切手を集めるっていうのがあって、手紙や封筒から、消印の押された切手をはがして、ビンに集める、っていうのがあったんだよ。小学校全体の取り組みとしてね。
切手かぁー、そもそも手紙なんて来ないもの、そんなの家にないよー、って思ったんだけど、あったんだ。
ホラ、世界の図鑑、みたいな本があるよね。それの最後のページに、世界の珍しい切手、みたいな一覧表があったんだよ。
だから、ハサミをもってきて、その本に写ってた切手を、ぜんぶキレイに切り抜いて、学校に持っていったんだよ。
図鑑はズタズタになっちゃったけど、これで僕もノルマ達成!みたいな気分で、切り抜いた切手をビンに詰め込んだ。
そんなこと、すっかり忘れたころ、僕はまたしても摘発されてしまった。ビンに偽造切手を詰めた罪でさ。
あの珍しい切手を見つけた職員が、非常に手のこんだ極めて悪質なイタズラ、と認定したようで、僕が入れたよって無邪気に言ったら、担任の先生が、すごい顔で僕を揺さぶったんだ。
IQテストは測定不能
切手のまえの話しなんだけど、昭和の後半にIQテストブームがあったんだよ。
こっちみたいな田舎にも、その波がやってきて、全校生徒にIQテストが行われたんだ。
先生はそのテストのまえに、僕らに3つの誓いを立てた。①テストで全力を出し切ること、②テスト中に絶対にふざけないこと、③テスト中に騒がないこと。
だから僕は、全力でやったし、一心不乱に集中して、テストに解答したんだ。
そんなの忘れたころ、担任は僕を呼びつけて、静かな怒りを滲ませて言ったんだ。ふざけるなと言っただろうと。
どうやら、僕のテスト結果が0点で、IQも0点で返ってきたみたい。こっけう本気でやったのに、何かを間違ったっぽい。あるいはすべてを。
完全にふざけてやったと思われて、担任の先生は、職員室で赤っ恥をかいたらしい。
ゴメンて。
イスを引いて後頭部を強打
小学校2年生の秋だったかな。この前の席替えで、僕のまえの席に、クラスで一番ちゃんとしてる女の子が座っていたんだよ。
そいつが、ハイ!って手をあげて、国語の教科書かなんかを、ハキハキした調子で読んでたんよ。先生も、よく読めました、なんて言ってて、そこまでは、いつもの平和な日常だったの。
でも、その女の子が発表しおわって、イスに座ったとたん、ガシャーン!ってすごい音がして、もう教室中大パニック。
じつは、僕が、その子が立って発表している隙に、ふざけてイスを横に移動したから、勢いよく座った彼女が、後ろの机(僕の机)に、後頭部を強打して、倒れちゃったんだよ。
さすがの僕も、ヤバいと思って、まさかこんな、いや、考えたらわかるやろって話しなんだけど、あまりに衝撃的な結末に、思考が停止してしまった。
幸い、大事には至らずで、みんなも先生もパニックだったから、僕の罪はかき消されたけど、頭を打ちつけたゴンッ!ていう、あの鈍い音は、いまだに僕の脳裏に焼きついている。
用水路をせき止めて転落
学校からの帰り道、いつも寄り道していて、あの日は前日の大雨で、田んぼの横の用水路がザアザア流れていたんだよ。
はじめは、棒切れを突っ込んだりしてたんだけど、そのうち、大きい板を見つけてきて、しゃがんで板をかまして、水の流れをせき止めていたんだ。
気分としては、黒部ダムをつくるプロジェクトエックスって感じだったんだけど、すごいんだよ。その板があまりに水路の幅にピッタリだったから、貯まっていくの。
水位が、どんどんどんどん上がっていって、このまま止めてたら、あふれちゃう、洪水がおこっちゃう、というような緊張感がさ。
無論、そんな事にはならなくて、僕が水圧に押し負けた。限界まで高まった水圧で、板がすごい勢いで飛ばされて、僕も頭からドボーンと水没。
口にドバァと泥水がはいって、変なクネクネ動く透明なミミズの小さいのが、いっぱい服の中にはいって大変だった。
靴とかズボンが濡れるのは慣れてたけど、全身がずぶ濡れになるのは、もう嫌だって思ったよ。
凍ったため池の氷が割れる
用水路のずぶ濡れで、懲りてたころ、朝、学校へ行く途中に、ため池があって、冬になると凍っていたんだよね。
霜柱(しもばしら)って知ってる?冬に寒くなると、土の中の水分が凍って、地面を踏むたびに、シャリ、シャリっと音がなるんだよ。
その延長線上に、氷の張ったため池があって、霜柱を踏んだ勢いで、氷の上をスベって遊んでたんだよ。スケートみたいに。
ちょっと考えればわかるんだけど、氷の薄くなったところで、やっぱり水没。気温、0度以下だからね。
どんなに泥んこになっても平気で学校行ってたんだけど、その日は帰った。さすがにね。
今日はここまで。
明日はエピローグを書きます。僕がこれを書こうと思った理由、というか、書いても良いと思った理由も、あわせてお伝えできたらなと思います。