近ごろニュースで、コンビニの深夜のアルバイトや、24時間営業のことが話題になっていて、それにコメントしてる人も、いっぱいいる。
でも、そこそこ学歴もあって、オシャレなオフィスで働いていそうな君たちは、本当に理解してコメントしてる?
つまり、コンビニの深夜とか夜勤のリアル知ってんの? ってことなんだよ。
そこで今日は、深夜のコンビニや、2交替の夜勤で働いた経験のある僕が、その本質について、みんなに教えるよ。
おなか痛くなる
不眠症になったり、夜型人間だったら、深夜に働けばいいじゃない、そっちのほうが時給も高くてコスパも良さそう。ところが、現実はそんなに甘くないんだ。夜勤したらわかるけど、人間のカラダって、夜は寝るようにできてるんだよ。
その証拠に、夜勤をずっとやっていると、だんだんお腹の調子がわるくなってくる。すごく臭いオナラが出るようになるんだ。
トイレに行くタイミングというか、生活リズムが狂ってくるのかな。よくわからないけど、とにかく、腸の具合がおかしくなって、いつもお腹が痛い。
だんだん顔が青白くなっていく。
ストレスが倍増する
夜に働いていて、明るいうちは寝ていれば、出かけないからどんどんお金が貯まりそうな気がするよね。ところが逆に、お金使いが荒くなるんだよ。昼間ふつうに働いていているより、明らかに無駄使いが多くなる。
たぶん、がんばってる自分にご褒美をあげたくなるような、そんな精神状態になるんだよ。
とにかく、ワンランク上の消費をしてしまうから、時給アップした分なんかカンタンに相殺されてしまって、それどころかマイナスになる。
体調をわるくして、お金も残らない。なんのために生きているのか考えはじめる。
孤独になる
人の多い都会や、飲食店は違うかもしれないけど、地方の夜勤は本当に静か。周りも、車のエンジン音や人工的な騒音しかなくて、シンとしてる。そうすると、だんだん無口になってくる。昼間は寝ていて話さないし、仕事もメモで伝えるから、人との会話がぜんぜんなくなる。
朝から一杯飲みに行けるワケもなくて、仕事帰りはコンビニ寄って、家に帰って寝るだけ。
孤独しかない。
今の時代は、インターネットがあるから、そこまで孤立しないと思うけど、ほんの十年前は、まだ2ちゃんねるくらいしかなくて、それにみんなガラケーだった。
たまに、生の会話をしようとすると、とっさに言葉が出てこない。
夜働いていてはいけない
どうかな。夜勤の実態を少しは想像してもらえるようになったかな。いろんな底辺のジョブをやったけど、そこで学んだのは、夜働いちゃダメってこと。人間は夜行性じゃない。
ずっと続けたら、確実に寿命を縮めるよ。
つまり、コンビニは、誰かの寿命で利便性を売っている。最初に24時間営業の仕組みを作った人は、人が壊れるのを、よく知っていたハズなんだ。
そこで、壊れる人材コストを回避するため、オーナー制という合法的なカラクリを思いつく。つまりコンビニは、資本主義が生みだした奴隷制度なんだよ。
そうは言っても、夜に誰かやらないといけない仕事は、たしかにある。それでも、できるだけ少なくした方がいい。
21世紀のナイツウォッチは、AIにまかせよう。