お祭り気分でハッピー。
ウインドウズXP時代に、xeroxというフォルダがあったの覚えてます?
たぶん「富士ゼロックス」というメーカーの製品データが入ってたと思うんですが、当時は、エックスエ○ックスって、なんかヤバそうなフォルダだと思って削除していました。
それは、どうでもいいんですが、こんど職場に新しいファックスが来ました。
ところが、僕、ファックスの使い方をよく知らないんですよ。それで、マニュアルを見ながら、設定をしているんですが、さわればさわるほど、こりゃ、とてつもないテクノロジーだなと。
だって、メールすれば良いじゃないですか。メール送ってもらえば、紙いらないんですよ。それを、インクリボンなんかテクニカルに搭載して、物理的に紙を出してくるんですから、ハンパじゃなくマシンマシンしてます。
んじゃ、ファックスなんか止めればいいって思いますけど、仕事はそう単純ではないんですね。先方様にとっては、ファックスという慣れ親しんだ機器で送った方が、安心感があります。
また、社内でメールに変えようとすると、変えるのは簡単ですが、いろいろ面倒なんでしょう。使わなくなったファックスの処分とか、メールのやり方わかんない人に説明したりと。
結局、誰かの仕事が増えてしまうから、現状維持でいこう。余計なことをして、仕事を増やすのはよそう。と、そうなるワケです。
いや、しかし、ファックス恐るべしですよ。
サバンナなら、とっくの昔に淘汰されてしかるべき機器が、変化のコストの関係で生き延びるというね。まさに、人間界ならではのネイチャーじゃありませんか。
オマケに「あんしん設定」とかって、斜め上の進化まで遂げているんですよ。
電話がかかってきて、話し終わって切るじゃないですか。そうすると、ファックスが機械の声で「今の電話が怪しいと思ったら0を、安心な番号でしたら1を押してください」とか、勝手に喋り出すんですよ。
はー、なるほどー、とか、ものすごく関心するんですが、どんな魔改造してんだよと。
メーカーも、とにかく、機能を追加追加して、ガラパゴス的な環境で、世にも異形な進化しちゃってるんです。
これが21世紀ですよ。
一方で、スマホは異次元の進化を遂げましたね。20年前なら、ビルを1棟必要とした機能が、手のひらにスッポリ収まってるんです。
これはつまり、格差ですよ。
ファックスも仕事をやってるんです。オフィスのスペースを専有して、他人の手を煩わせながら、デカイ顔してふんぞり返ってんですよ。
ファックス人間ですよ。
僕は、この先生きのこるには、そんなファックス人間を、叩き潰し、窓からぶん投げる。そんなリーダーシップが求められると、そう思いますよ。
今日はそんなところです。