ちるろぐ

ここが僕のアナザースカイ

庭を荒らすイノシシ

家の近所のイノシシが増えた。夜になると庭のほうからガサガサいう音がして、朝起きて見ると、土がゴッソリ掘りかえされてる。せっかく植えた花もお構いなしに、根こそぎになっている。どうも庭のミミズと、根っこ、自然と生えた山芋を掘ったらしい。


たまに車の運転中にも見かける。おおきい親イノシシと、小さい子イノシシが3匹。親イノシシを先頭に、トコトコ道路を横断していた。カルガモの親子みたいで可愛いけど、その道はトラックも走る国道だから、大型が来ればイチコロになる。

今朝は、玄関の植えこみに、鳥の羽根が大量に散らばっていた。おそらくアイツ(イノシシ)の仕業かな。怖いのは、羽根だけ残って他の残骸(骨など)が、まったく見当たらないところ。完全に喰い尽くしたのかな。

きのうはランニング中に遭遇した。どっかの庭からババババ!っと飛び出してきて、目の前をドリフトしながら曲がっていった。 イノシシって、漫画より漫画の動き。足爪がアスファルトとかコンクリートと相性が悪いらしくて、スケートリンクかってくらい滑りまくって空転する。こっちが全然気づいてなくても大慌て。その勢いたるや、尋常じゃない迫力で、突撃していく。あれが、こっちに向かって来たらヤバい。

そうなったら、逃げるか迎え撃つか、迷う。でも逃げられるスピードじゃないから、直前まで引きつけて、飛びヒザかな。もしくは正拳突き。いや、手は危ない。こっちが骨折しそう。

でも、あまりに荒らすから、町内で駆除の計画が持ちあがっている。花の球根を根こそぎやられて、お隣さんが怒り狂っていたもの。

そう考えると、イノシシは不器用だと思う。犬や猫のように、人懐っこければ、共存の道もあったのに。

イノシシは、見つかったら、全力の逃走か、全力の突撃かの二択しかない。おほかの家畜とちがって、臆病で警戒心が強すぎるせいなのかな。

今日もまた、ふらりとイノシシがあらわれた。トコトコトコと道の端っこをすり抜けていった。