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長距離の高速バス(夜行バス)に乗ってみてわかったこと【福岡⇔東京】

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先日、高速バスに乗って東京へ遊びに行ってきました。

福岡から東京までは、新幹線、飛行機、夜行バスと、3種類の移動手段があるのですが、いろいろ考えた末、長距離の高速バス(夜行バス)で行くことにしました。

そして実際に、長時間(12時間)バスに乗ってみて、想像より辛かったこと、思ったより楽だったことなど、いろいろわかったので、シェアしようと思います。

これから長距離の高速バス(夜行バス)の利用を検討される方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。


高速バスの乗り心地

今回の旅では、バスの中に12時間、缶詰め状態になったワケですが、正直に言うとキツかったです。なので、はじめにデメリットを書いておきます。

  • 暑かった

僕が1番辛かったのは、暖房が効きすぎていたことです。1月の寒い時期でしたが、車内の気密性が高くて暑く感じました。早めに1枚脱ぐなどして、温度調整に気をつけたいところです。ただ、冷房の効きは良いともいえるので、夏はいいかも知れません。

  • シートは完全に倒せない

バスのシートをリクライニングできるのですが、完全には平らにはならないので、寝るときは座ったままになります。また、寝返りはうてないので窮屈に感じます。これは、腰や膝の関節に持病のある人には、かなりダメージが大きいです。若い人は大丈夫ですが、年配の方は、とくに気をつけた方がいいですね。

  • 他の人の物音

基本的に、誰も喋らないので、車内はシーンとしています。その分、ちょっとした寝息やゴソゴソ音が気になります。とうぜん自分も音を立てないように気を配るので、精神的に疲れます。周りはみんな他人ですからね。もちろんオナラは厳禁です。

  • トイレが制限される

高速バスには、車内トイレがあるバスとないバスがあります。また、長距離になると、6時間ほど止まらないので、頻尿など、肛門や尿道に不安がある方には、少々厳しい環境です。気になる方は、休憩時間などを事前にチェックした方がいいです。


デメリットとしては、これくらいでしょうか。一方で、思ったより良かった面もありました。

  • シートの質が良い

シートで横にはなれないのですが、座り心地は、普通のバスに比べると格段に良いですし、新幹線の座席より柔らかいです。スペースもあって、176センチの僕でもゆったりでした。女性や子供ならもっと楽々ですね。

  • 思ったより静か

さきに挙げたデメリットと矛盾しますが、バス本体の静音性はかなり高く、エンジンなどの走行音はほとんど感じません。その分、寝息や物音が気になるのですが、よっぽどうるさい人がいない限り大丈夫でしょう。

  • 翌朝に目的地につける

これは、乗り心地ではないのですが、夜行バスならではのメリットです。休日の前日に出発して、翌朝には到着できるので、現地の滞在時間を増やせます。また、到着が都内(新宿駅)なので、観光のアクセスも良いです。


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飛行機・新幹線・バスの比較

ざっとですが、【福岡⇔東京】の、交通手段を時間と料金で比較してみます。

種別 片道価格 片道時間
飛行機 3,000〜16,000円 2時間
新幹線 16,000〜22,000 6時間
バス 5,000〜15,000 14時間

(※価格は目安です。ちなみに、価格の相場と移動手段の比較には、こちらのサイトが本当に便利です🚍 全国の高速バス・夜行バスの最安値情報・予約 | 夜行バス比較なび

こうして見ると、やはり飛行機(LCC)の時間とコストのパフォーマンスが圧倒的ですね。自宅が空港の近くなら、飛行機(LCC)の最強は揺るぎないです。

しかし、僕の自宅から福岡空港までは、片道3,000円(路線バス→電車→地下鉄→空港)で、約1時間ほどかかってしまうんですね。

また、自家用車を利用しても、駐車料金や都市高速代がかかるので、飛行機はパスすることにしました。

次に新幹線ですが、時間は6時間ほどですし、乗り心地、安全面とも断トツに良いです。しかし、価格が一番高いのと、夜間は運行しないことから、こちらもパスしました。

そして、最後に夜行バスですが、以下のような理由から選びました。

  • 移動が単純

バスはたいてい自宅の最寄り駅から出発するので、乗りさえすればいいという安心感があります。また、到着が新宿駅なので、その後も移動しやすいです。

  • 夜の時間を移動に使える

こちらも前述しましたが、休日の前の日に出発して、翌朝から行動できます。また、帰りも夜9時と遅いので、現地で晩ごはんも食べちゃえます。新幹線の【東京⇔福岡】は、最終が夕方6時とかなので、ちょっと微妙なのです。

  • 値段もそこそこ

僕の場合、値段は高くても良かったのですが、料金が安いに越したことはありません。新幹線より安く、実質の滞在時間も長くとれるので、バスにしました。


あると役立つアイテム

最後になりますが、今回の旅で役立ったアイテムを紹介しておきます。

  • モバイル端末

移動中は、かなり退屈するので、スマホがあると良いですね。スマホを使わない方は、本や雑誌は必須かと思います。

  • 飲み物・軽食

長時間の移動なので小腹が空きます。ガム、おにぎり、パン、ペットボトルの飲料などあると助かります。

  • マスク

カゼの予防はもちろん、寝起きの顔を隠す覆面効果もあります。

  • モバイルバッテリー

小さい容量(5,000Ah)でいいので、予備のバッテリーは持っていた方がいいですね。バスの車内や滞在先など、どこでも充電できるのですが、わりと時間がかかります。なので、移動中にバッグの中でちょこちょこした方が、なにかとスムーズです。



ホントに役立ったのは、これくらいでした。

夜行バスなので、酔止め・枕・掛け布団・耳栓・アイマスク、などもいるかな?と思いましたが、備品についていたり、そもそもカーテンの仕切りがあるバスなら、ほぼ不要かと思います。むしろ、なるべく身軽なほうがいいと感じました。

カメラのサイズも考えモノで、僕はEOSのM(標準レンズ)を携帯したのですが、それでも重かったです。それにやっぱり大っきいレンズじゃないとカッコいい写真は撮れないですね。また、自分の足で移動する旅では、スマホのカメラかコンデジの方が取り回しが良いと感じました。



と、そんな感じです

長くなりましたが、雰囲気など伝わりましたでしょうか。

お役に立てれば幸いです。



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