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【転職】40歳のジョブチェンジ ありのままの自分

こんちは。ライターのチルドです。

想像をはるかに超える大反響を博しました「40歳のジョブチェンジ」シリーズの第二弾をお届けします。

前回「ウチに来ないか?」というオファーを受けた僕ですが、先日、実際に会社までお伺いしまして、決断をしました。条件、仕事内容、職場の雰囲気など、どれも申し分ないオファーでしたが、むしろ、それゆえに最後の一歩を踏み出すのを躊躇してしまい、熟慮の結果、今回は見送ることにしたのです。

今日は、その辺りについて詳しくお伝えしたいと思いペンをとりました。


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イチからやる気力がない

誤解して欲しくないのですが、やる気ではなく気力です。 やはりこの歳で新しい仕事には、覚える気力に不安を感じました。

僕はこう見えて完璧主義と言いますか、与えられた仕事に対しては、圧倒的なパフォーマンスを提供しなければ気が済まない性質なんです。

じっさいに、現在の仕事では、それこそ目を瞑っていてもこなせるくらいに熟練しています。やっぱり、任されたからには、最高のクオリティを提供したい。

しかし、新規でそこまでやるモチベーションが起きませんでした。その理由については、さらに後述します。

仕事が大変そう

今回のオファーですが、将来性という観点からすると、圧倒的にありました。でも、ありすぎるんですよ。これは売れる、このビジネスは伸びるという手応えをひしひしと感じました。

逆に言えば、生半可な気持ちではできないという事です。売れるということは、仕事にもそれだけの負荷がかかってきます。

僕が当初イメージしていた以上に、将来性がありすぎて、そのプレッシャーに耐えられる自信がありませんでした。そこは先方様にも正直に伝えました。

残った人たちが大変

転職するということは、今の会社を辞めて行くことになりますよね。もちろん僕ひとりが辞めたところで、何かが変わるという事はありません。

残った人たちで何とかやる、とは思います。しかし、僕が抜けた穴は大きいでしょう。じっさいのところ、現在、僕はひとりで3人分の仕事をしてしまっています。

それは決して大げさではなく、他があまりにも仕事をしない(できない)過ぎる人たちがいるからなのです。

しかし、その中でもちゃんとしている人もいます。僕が抜けてしまうと、今度は彼ら、彼女らがその負債を引き受けることになります。

ありのままの自分

「そんなの関係ねえ」

そう、言い切ってしまえるだけの「強さ」が、僕にはありませんでした。僕が今支えているだけの重みが彼女らにかかったら、おそらくペシャンコに潰れてしまうことでしょう。

それは避けたい。

僕がありのままに生きたとしても、そのために苦しむ人がいるならば、僕はありのままでなくてもいい。そんな「ありのまま」ならば捨てたって構わない。

甘いという批判はよろこんで受けるつもりです。だって、僕はそんな人間なんですよ。クレバーになれないんです。甘いんです。誰かが傷つく姿、周りの人が苦しむ姿が、チラっとでも視界に入ってしまうと、いても立ってもいられないんですよ。

最後に

そんなワケで、今回のジョブチェンジは見送ることにしました。心配してくれた読者の方々、本当にありがとうございます。

こういった結果になりましたが、転職って、本当に人それぞれ、色んなケースがありますから、一概には言えませんよね。

だから悩む。そして苦しむんです。

人生はまだ続きます。歩んで行きましょう。共に立ち向かいましょう。僕も出来る限りみなさんの気持に寄り添いたいと思います。戦いましょう。

なぜ戦うのか?

それが僕たちの、生きる使命だからです。



お読み頂きありがとうございました。



んじゃ、またね。