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置き配に関する認識のズレ

Amazonの置き配で、商品が盗まれたり、破損している件のツイートが話題になっていた。

詳しい内容は省くけど、要点としては「置き配の盗難に遭うのだが、欲しいものリストから送られる商品だけ、対面やコンビニ受け取りに変更できず、自動的に置き配になってしまう」という、Amazonのシステムに関する苦情だった。

該当のツリーでは、「欲しいものリストで乞食をするな、治安の悪いところから引っ越せ、自分は無くなったことない、配達員の苦労を考えろ」など、まったく見当外れなレスがついていて、悲しい気持ちになった。


それはともかく、置き配に対して、Amazonが考える定義と、一般消費者との、認識のズレについて解説しておきたい。

たとえば、100件の商品発送があったとして、1件の単価2000円、原価率60%とすると、100件送った場合の手残りは8万円になる。

ただし、100件のうち、いくつかは事故(配送時の紛失、破損、誤配など)で返金対応になる。

この事故率が3%なら、3件分の原価3600円(1200 ✕ 3) がマイナスになる。

つまり、置き配すると、8万円の儲けから3600円のマイナスは発生するが、76400円の利益は出る。

Amazon的には「細けえことはいいから、無くなってもいいから、とにかく置いとけ」となっている。受け取る側は、それじゃ困るけど、Amazonのビジネス的には、採算さえ合えばOK。


これが日本人的なマインドになると、とにかく完璧にしたくて、今後は絶対、本人確認、絶対に手渡しを徹底して、融通の利かないシステムが上意下達される。

これは、顧客のことを考えると、理想に見えるけど、現実的ではなくて、結果として余分なコストを顧客側に転嫁したり、返金トラブルを深刻化させる要因にもなる。

どちらにも、一長一短あるが、双方が正しさを主張しあうと、争いしか生まれないのは事実で、お互いの事情を考慮する視点は常に持っておきたい。