散るろぐ

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24時間営業と効率という名の鞭


世の中には働き者となまけ者がいる。よく働くのは、働き者だが、なまけ者ほど効率よく働ける、という話を聞いたことがあるだろうか。

なまけ者は、仕事をなまけたいと強く願う。ゆえに、なまけ者は働き者より知恵を絞って、効率の良い方法を考えられるというわけだ。

僕は、元来、なまけ者であったから、いかに少ない労力で多くの成果をあげられるか、いつも考えていた。

おかげで、同じ時間ならば、働き者より効率よく動き、倍の成果をあげられるようになった。しかし、そこには大きな落とし穴があった。いかに効率よく動いても、短時間に大きな成果を上げ続けると、からだに歪みが出てくる。

つまり、人のカラダは、あまり効率よく動かし続けていると壊れてしまうのだ。

その傷を癒やすには、時間もかかるし苦痛もある。場合によっては二度と治らないことだってある。機械のようにパーツを交換すればいいってモノじゃない。

24時間残念営業

近ごろは、何もかもが休まずに稼働している。代表的なのはコンビニだよ。

コンビニの店舗では、建物にも効率がある。仮に月々の家賃が60万だったとすると、1日2万円になる計算だよ。これが、もしも半日(12時間)しか営業しなければ、残りの半分の1万円は無駄になってしまう。そこで効率を追求していくと、24時間営業してしまえとなる。

お店の冷凍ケースにも同じ理屈が当てはまる。店内の空調は止められるけど、冷やしているケースの電源は落とせない。ここでも効率を優先するならば、24時間、年中無休で営業すれば効率的になる。

電気代がかかると思うかもしれないけど、そこも抜かりはない。コンビニの電気代は、店舗ではなく本部が一括して払っているんだよ。ここにもスケールメリットという効率が潜んでいる。

突き詰めていくと、なんでもかんでも四六時中、休む間もなく稼働させておくのが最大の効率化になるってわけ。

効率という名の鞭

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効率、効率、効率。

効率を維持していくのは、もちろん人間だよ。そして人間は効率を追求すると壊れる。

効率で生産されるお金は、一方で人間を壊していく。つまり、効率の正体とは、人間を壊してお金に変える恐ろしい仕組みなんだ。

そして僕らは、無自覚に、むしろ積極的に、効率という名のムチに打たれ、家畜のように働いている。

ムチを振るうのは誰だ?

僕はそいつを見つけて、神のように裁きたいんだ。