こちとらかれこれ20年、巻き爪になっている経験から、その原因について、ひとつの結論にたどり着いたから、今日はその仮説を聞いてほしい。
医療情報のため「巻き爪の原因は絶対コレだ!」みたいに、煽る気はさらさらなくて、あくまで僕の経験と推測から導いた仮説だから、まずそれを断っておきたい。
◆巻き爪は一生治らねぇ
結論として、巻き爪は治らない。いろんな方法をためしてみたけど、どうやっても巻いてしまう。形状記憶合金のワイヤーでしっかり固定しても、外せば当然、巻いてしまうし、ずっと着けていても、いっこうに巻くのをやめる気配がない。
そのことから、巻き爪の原因は、爪の変形ではあるものの、爪本体には無いと推測できる。長年両足の巻き具合を観察してきたから、そこは断言できる。
◆巻き爪の原因
インターネットで「巻き爪」を検索すると、かなり大量の記述を見つけられる。でも、それはほとんどおなじ内容で
①深爪するから
②親指に体重がかかっていないから
③靴が小さいから
④歩き方が悪いから(②とおなじ)
だいたいこの4つが書かれていて、病院のページなんかも、ほぼおなじ解説がされている。
だがちょっと待ってほしい。
巻き爪は、爪を切ろうが切るまいが、結局は巻いてくる。伸ばせば巻かないなら、僕はいくらでも伸ばしてやるさ。
親指の負荷が小さいからってのもおかしい。じゃあ、デスクワークの人はみんな巻き爪か?って言われても、そんなことない。入院患者は全員巻き爪か?って、そんなわけない。つまり「下からの圧力が弱いから巻く」ってのは、なんとなくのイメージで、具体的な根拠がない。
靴が小さいからってのも、よくわからない。そんな不快な靴をはき続けるか?って話だし、僕はサイズの小さい靴をはいた記憶がない。どちらかというと大きめをはかされてきた。
◆巻き爪の原因の仮説
以上のことから、一般的に原因とされているものは、自分に限って言えば、どれも当てはまらない。
そこで至った仮説は、そもそも爪の生えてくる根元なんじゃないかと。爪が生えてくる仕組みについては、まったくわからないけれど、もしも髪の毛みたいな感じなら、毛根とおなじく、爪根があるはずなんだ。
つまり巻き爪の原因は、親指の爪に重たい物を落とす(または強くぶつける)などして、爪の生え際が変形してしまうことにあるんじゃないかと思う。
出口が折れ曲がってしまったため、そこから生えてくる爪にクセ(よじれ)がついてしまって、その結果として変形した爪ができてしまうと、そう思うんだ。
本当に、僕の巻き爪は、大人になって気づいたら巻いていた、みたいな感じで、小さい頃はまっすぐ生えてたんだよ。
それが、大人になってから、建築現場や工場の仕事なんかで、足に重たい物を落としたり、轢かれたりして「痛ってぇ!」ってなったことが何度もあった。
それでも、骨が折れるほどじゃなかったから、そのままで治ってきたけど、もしかしたら爪の出口が変形しちゃったのかもしれない。
今日、言いたかったのは、それだけです。