はじめに、謝っておきたいことがあって。
先月、コロナの給付金をもらったら、看護婦さんにぜんぶ寄付する!って言ったんだけど、やっぱり、というか、案の定、できなかった。
10万っておっきい。
投資信託でスッた数万円とか、月末に使いすぎたギガとか、無言で引き落とされるアマゾンプライム料とかさ……
そうゆう、ひとつひとつは、小さな悩みだけれど、そんなちいさな積み重ねが、この世界に貧富という争いを生んでいるんだよ。
つまり、お金というか、10万円ってのは、僕のかかえる不安や生きる悲しみを、ずいぶんと和らげてくれる。
それに気づいちゃったんだ。
みんな、約束守れなくてゴメン。
コロナのゆくえ
不幸中のさいわいというか、僕のはたらく業界ではコロナの影響をそれほど受けなかった。数字にすると2〜3割りの減ってところかな。
さすがにヤバい数字だけど、今すぐどうこうってことはなくて。もっとも、いつかは無くなるジョブだから、死期がちょっと早まったか、という程度。
それより、ホテル業とか、JTBやHISなんかの旅行代理店がヒドいらしい。だれも旅行しないから、推して知るべしなのだけど。
そこで吹き上がったのが、GO TO キャンペーンで、また税金をバラまいたらしい。
僕はこれにあまり賛成できなくて、なんで一部の業界だけ助けるのかなって、思う。自営の食堂だって、夜のお店だって、いくらでもコロナの影響受けてる。
そっちは助けられないのに、ホテル業界にだけ税金やるって、クソみたいだよ。
だから僕は、会社というか、経営というモノは、今回のコロナのような災害にあったら、一律に死ぬべきだと思う。
商売ってのは、そもそもがリスクのある投資で、儲かったらその恩恵を受ける以上、損したらすべてかぶるべきなんだ。それが責任ってものなんだ。
よく、会社が潰れたらみんな困るって言う説を聞くけど、困らないよ。無くなっていいんだよ。その後にしっかり税金を使ってケアすればいい。経営者も従業員も、みんなひっくるめて。
つまり、小手先の補修工事じゃなくて、スクラップアンドビルドの方が、健全で公平ですよってこと。
言ってもムダってことは知ってるけど。