今年で43歳になる僕です。こんにちは。
実は僕、たまに人から
「見た目が優しそう。怒ったりすることある?」
と、言われます。
自分で言うのもなんですが、僕は、本当に優しい人間です。
人の嫌がることはしませんし、誰かが寂しそうにしていたら、そっと声をかけたりします。仕事でも、キツそうな人がいれば手伝いますし、みんなの嫌がる作業も、率先してやったりします。
誰かが傷つくぐらいなら、僕が盾になる!
そんなふうに思いながら、ずっと生きてきました。
だから、人から見ると、僕が怒ったりしない、優しい人に見えるんでしょう。
でも、それウソなんです。
実際、他人に優しく生きていると、めちゃくちゃストレスがたまります。当たり前ですよね…。自分の感情を犠牲にしているんですから。
そして、それが本当に限界にくると、コップから水があふれるように、感情が決壊します。
僕の場合、もう、ウガーーー!!っとなって、殺人的な怒りに荒れ狂います。
たまに、いますよね…。
それまでニコニコしていたのに、突然キレる人。
そう。
告白すると、僕は「突然キレるアブない子」なんです。
普通の人は、思春期のころに、自分の親切心とか、自分の自我とか、他人との距離感とか、そういう気持ちの矛盾に折り合いをつけて、オトナになっていくのだと思います。
でも、僕は、ヘンに頑固なところがあって、ずっと成長できずに、ここまで来てしまいました。
つまり、少年がポケットにナイフを忍ばせるように、僕は、ポケットに爆弾を抱えたまま、大人になってしまったのです。
それは、とても危険なことで、インターネットでなんでも手に入る、こんな世の中では、本当にヤバい。
幸い、その爆弾は、育ててくれた身内や彼女、穏やかな日本という国のおかげで、今日まで、爆発することなく、無事にきました。
こんな僕が、今日まで生きていられたのは、みんなのお陰です。
前置きはこのくらいにして、本題にはいりましょう。
沸騰した怒りを冷ます、という話しですよね。
もう、めちゃくちゃに叫びたいほど、怒っちゃうときって、ありますよね。
そんなとき、その怒りを冷ます方法、最近見つけました。
それは「動きをスローにする」ことです。
自分が、めちゃくちゃ怒ってしまったとき、その怒りを爆発させそうになってしまったとき。
まず、カラダの動きをストップ!
そして、すご〜く、ゆっく〜り、歩いてみてください。
ダンスのジャンルに、スロームーブというのがありますが、それに近いです。
とにかく、動作をゆっくりします。
すると、どうでしょう。
最高潮に達して、暴発寸前の気持ちが、みるみる収まっていくのです。
ゆっくり動いている自分が、なんだか滑稽で、笑いさえ出てくるではないですか!
本当です。
怒りっぽい人、ストレスがたまりやすい人。
そんな人は、ぜひ、この方法を試してみてください。
カーッ!となったら、スロームーブです。
理由はわかりませんが、なぜか気持ちが静まります。
お試しあれ。