ふう、やれやれ。今日もひとつ書けたよ。
執筆をはじめてから、毎日のように書いているよ。なかには、僕のまったく知らないお題もあって、一生懸命勉強しながら、それなりのカタチに作ってる。
自分のブログも、これくらいの強度で書ければ、もうちょっとマシになるんだけど、なかなかね。自由にやれると思うと、なまけてしまうんだよ。
僕の場合、いったんそのハードルを超えて、書き始めれば、どんどん進んでいけるんだよ。離陸した飛行機が、瞬くまにマイルを駆けるように、僕も飛び立てる。
ゾーンっていうのかな。過去に読んだ流麗な文章から、最適な行間をえらんで、ピタっとくるピースをはめていくんだよ。
そうしていると、たとえ完成形が見えなくても、羽ばたいているうちに自然とつくような、ハトでいうところの、帰巣本能がはたらいて、文章が目的地まで導いてくれるんだ。
類まれなる才能だと思う。
ただ、特異な才能というものは、一種の欠陥でもあるから、それを手懐けて、飼いならさなきゃならない。
執筆依頼はつまり、その才能をうまく操るための、プレパレーションなんだよ。そうやって、僕はさらなる高みに登っていく。きっと今ごろ、全世界のライターが、ぶるぶる震えていると思うよ。僕という名の才能に。
たまには、こういうおちゃらけも書いていかないと。これが僕の本当の姿なんだ。脚フェチが、スラリと伸びる足にむしゃぶりつきたいように、僕も駄文を揉みしだきたい。
ちなみに僕は、脚フェチじゃなくてパンツの方が好き。誰か売ってくれないかな。
冗談だよ。よしておくれよ。そんな目で見るのは。
そんな感じで、僕なりにがんばってる。
もちろん、ブログでだって、100年経っても色あせない、そんな名文を刻みたいと思っている。
僕の人格を抜きにしても、あれは良い文章だ、と言ってもらえるような、そんな文字情報の組み合わせを、僕はつかみ取ろうとしている。ただし、心血を注ぐんじゃなくて、浜辺を散歩して小石を拾うように。
じゃあ、またね