ちるろぐ

ここが僕のアナザースカイ

夜道

暗い夜道のようだね。深夜の住宅街、誰も歩いていない道。公園のフェンスの向こう側、ブランコは止まって、ジャングルジムは錆びついている。砂場の横の古い街灯が、黄色い影を作っている。

僕のブログは、そんな風景に溶けて、その中で僕は、ひとりブログを書いている。別に寂しくなんかないよ。誰にも読まれなくてもいい。僕は、僕の書きたいことを、書けさえすれば、それでいいんだ。百葉箱のハトのようには、なりたくないからね。

高校のときも、よくこうやって、誰もいない夜道を歩いて帰っていた。バイトしていたスーパーが、23時まで営業していて、それから戸締まりをすると、店を出るのは0時くらいになった。それからまた家まで、30分くらいかけて帰っていた。

帰り道には、よく歌を歌っていたよ。

卒業していったいなにわかるというのか?
こーの、支配からのっ!卒業ぉおお!

知ってる?

尾崎豊だよ。

おっまいっりるがー あたためてー、あげよー

OH MY LITTLE GIRL だよ。言わずもがなだけど。

尾崎、元気かな。

僕は、尾崎のぶち壊したかった世界で、まだ生きてるよ。歩道橋の吹きだまりで、灼けつくような夕陽、浴びてんよ。信じられぬ大人と争ってるよ。落ち葉に埋もれた空き箱みたいな部屋で、子猫のように泣いてるよ。


さぁ、マインクラフトでもしようかな。

あそこだけが、僕の居場所なんだ。


f:id:cild:20171031084335p:plain
(ロックフェラー邸を真似して作っている)