暗い夜道のようだね。深夜の住宅街、誰も歩いていない道。公園のフェンスの向こう側、ブランコは止まって、ジャングルジムは錆びついている。砂場の横の古い街灯が、黄色い影を作っている。
僕のブログは、そんな風景に溶けて、その中で僕は、ひとりブログを書いている。別に寂しくなんかないよ。誰にも読まれなくてもいい。僕は、僕の書きたいことを、書けさえすれば、それでいいんだ。百葉箱のハトのようには、なりたくないからね。
高校のときも、よくこうやって、誰もいない夜道を歩いて帰っていた。バイトしていたスーパーが、23時まで営業していて、それから戸締まりをすると、店を出るのは0時くらいになった。それからまた家まで、30分くらいかけて帰っていた。
帰り道には、よく歌を歌っていたよ。
卒業していったいなにわかるというのか?
こーの、支配からのっ!卒業ぉおお!
知ってる?
尾崎豊だよ。
おっまいっりるがー あたためてー、あげよー
OH MY LITTLE GIRL だよ。言わずもがなだけど。
尾崎、元気かな。
僕は、尾崎のぶち壊したかった世界で、まだ生きてるよ。歩道橋の吹きだまりで、灼けつくような夕陽、浴びてんよ。信じられぬ大人と争ってるよ。落ち葉に埋もれた空き箱みたいな部屋で、子猫のように泣いてるよ。
さぁ、マインクラフトでもしようかな。
あそこだけが、僕の居場所なんだ。
(ロックフェラー邸を真似して作っている)