スマホを眺めていると「買ってよかったモノ」ってよく見かけるよね。インターネットには、そんな情報があふれている。
でも、ちょっと待ってほしい。
本当に大切なことを学ぶとき、そこにあるのは「買ってヨカッタ〜」なんて甘っちょろい成功体験じゃないはずだよ。
逆に「買わなきゃよかった…」と、声にならない、峻烈な後悔の中にこそ、本当の学びがあるんだ。
そこで今日は、ここ2年で、僕が失敗した買い物を教えるよ。
安いノートパソコン
去年、Windowsを使いたくて、安いノートパソコンを買った。でも、けっきょくぜんぜん使わなかった。
理由はいろいろだけど、ひとつは画面が大きすぎたこと。スマホのディスプレイに慣れると、Windowsの文字が、めちゃくちゃ荒く感じる。フォントが汚すぎて、画面を見るのがイヤになってしまうんだよ。
もう、10インチより大きいディスプレイって、必要ないんじゃないかな。
ノートパソコンを否定するつもりはないけど、もし買うなら、コンパクトに持ち運べる、高性能なのを選ぼう。
格安SIMカード(ぷらら・FREETEL)
去年はデータ通信のMVNO選びにも、苦戦した年だった。僕の生活圏には、自宅にも会社にも固定回線がないから、データ通信はSIMカードのみ。そこで、安くてデータをじゃぶじゃぶ使える、MVNOを探していた。
実際に試したのは、ぷらら、FREETEL、OCNの3つ。
残念ながら、ぷららは最悪だった。FREETELも、おトク感を出してるけど、冷静に計算すると、あんまり安くない。
結論としては、OCNが僕のライフスタイルにピッタリだった。OCNは、データを繰り越せるから、当月のデータが足りなかったら来月は増やす、余ったら減らす、というのがカンタンにできるんだよ。
値段とサービス、良心的なプランで、OCNが一番いい。それに気付くまで、1万円分ほどドブに捨ててしまった。
銀行の投資信託
僕の人生のなかでも、特別に失敗したのが銀行の投資信託だった。
現在、10万円近いマイナスになっている。
投資だから、もちろん減るリスクは理解しているよ。
問題なのは、10万円のマイナスのほとんどが、リスクじゃなくて手数料ってところ。これじゃ、書類を作った業者(銀行)に、タダでお金をやるようなもんじゃないか。
これは、僕がひとりで騒いでるんじゃなくて、100人の投資家に聞いたら100人がダメって言う。
でも、投資はそんなに甘いもんじゃないから「カモられたあなたが悪い」というシビアな姿勢なんだ。
本当にバカだった…
一眼レフカメラとレンズ
認めたくないけど、僕にカメラは必要なかった。あまりにも高額だったから、この課題と向きあう勇気がなくて、今日まで目をそらしてきた。でも、もう逃げない。
僕は、あんまり写真をとらない。それが現実。
もしも旅行へ行くとき「なるべく手荷物を減らしたい」と考えるなら、ふつうのカメラは絶対に買うべきじゃない。
写真に興味があったら、まずは、スマホやコンデジで撮りまくろう。それで満足できなくなったら、そこではじめて、カメラの購入を考えても遅くない。
写真は、カメラで撮るモノで、カメラが撮らせてくれるモノじゃないんだ。
フワっとした憧れで、高額なカメラを買うと、宝の持ち腐れになるよ。気をつけて。
学び
買わなきゃよかったモノを考えるのって、とてもしんどい。相当なエネルギーを消耗するよ。だから、目をそらして忘れてしまいたい。
でも、現実には、お金が減って、不要なモノがふえているんだ。
インターネットには、無邪気に目を輝かせて、欲しくなるようなイメージであふれてる。でもそれは、本当に自分の欲しいモノなのかな。
僕らの「欲しい」は、生まれるものじゃなく、作られたものなのかも知れない。
情報を選り分けて、自分に最適な答えを見つけるのは難しいけれど、これからの時代は、周りに流されない、自分の「好き」を持つことが大切になるよ。
リテラシー高めていこう!
今日はそんなところです。