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散るろぐ

千載具眼の徒を待つ

高校時代のアルバイトで100万円貯まって感じたこと

今日は学生時代の話をするよ。

僕が入った高校は、地域でも、一、二位を争う底辺高校だった。入試は書けば受かるようなもので、理科のテストなんか回答欄がぜんぶ三択だったりした。

そんな高校でも、最初のころは真面目に通学していたんだよ。まだ、祖母の家に住んでいたころは。転機になったのは引っ越してからだった。うちの家族は、父と姉、それから僕の3人家族。祖母の家にいたころは、祖母がいたから4人。

つまり、引っ越したことで、そのバランスが崩れてしまった。祖母が欠けたことによる、3人だけの暮らしは、僕をとことん堕落させてしまったんだよ。

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学校へ行くフリ

朝、父と姉が出ていく。姉とは1つ違いだったけど、彼女はしっかり者だったから、8時には家を出て学校へ行っていた。

そして、最後に僕の打席が回ってくる。でも、必ずしもバッターボックスに立たなくちゃいけないというワケではない。つまり、僕が学校に行かなくても、誰にもバレなかったってことなんだ。

だから僕は、いつも出かけるフリをして、父と姉が出てしまうと、またパジャマに着替えてベットへ戻った。それから、二度寝したり、新しいゲームで遊んだりしていたんだよ。前日に夜通しゲームをしていたら、夕方まで寝ていたことも。

ふつう、不登校といえば、イジメとか、勉強についていけないだとか、もっと良い理由があるよね。でも僕は、純粋に家の方が居心地が良かった。ミニマリストが何もない部屋に住みたいように、僕はゲームができて落ち着く家に居たかったんだ。

ちなみに高校時代のタイムスケジュールはこんな感じだった。

8時 一時起床
9時 寝る
12時 起床 テレビを見る
13時 学校へ
15時 学校から帰宅
16時 家でゲーム
17時 アルバイトへ行く
23時 アルバイト終わり
24時 遊び

だいたい深夜に遊んで、午前中にゲームか音楽を聴くか、寝てたりした。

もちろん、一限目に出なきゃいけない授業があれば行ってたよ。そして僕は、ずる賢く単位や出席日数をちゃんと計算して、ひとつも単位を落とすことなく無事に卒業した。


アルバイト中心の生活

そんな学生時代、僕の生活はアルバイト中心だった。毎日6時間、働いていた。ひたすらアルバイトに明け暮れた3年間だった。

おかげで卒業するころには、通帳に100万くらいあったよ。貯めたというワケではなく、使い切れずに残ったという感じかな。

僕は、自動車学校の費用も自分で払ったから、それらも加えると、もっと多くなる。今考えると、自動車学校くらい親が出してもいいかなと思うけど、 そのころにはもう、金銭的には自立していた。

僕がやってたアルバイトは、スーパーと肉屋さん。居酒屋も行ったけど、その日に辞めてしまった。

そこの店主に「そんなんじゃ、どこへいっても続かないぞ」なんて言われたけど、スーパーのバイトは二年やっていたし、お肉屋さんは一年毎日通っていた。結局のところ、仕事なんて、向き不向きがあるもんだよ。そのときハッキリとそう思った。

部活はしなかった。

中学のとき、ずっとバスケットボール部でキツい練習してたけど、一円にもならなかった。だからもう部活はやめた。どうせ身体動かして、時間も使うなら、お金に変えた方がマシなんじゃないかって考えたんだ。


100万円貯まって思ったこと

せっかくお金が貯まったけど、正直、虚しさしかなかった。だって、もしもひとり暮らしで、仕事を何もしなかったら、100万円なんて、一年も持たずに消えてしまう。

結局は、朝起きて仕事に行って、帰って寝る。また朝起きて仕事に行って帰って寝る、という、無限ループみたいな生活をしなきゃならない。それで日銭をもらわなきゃならない。

本当にお金でぜんぶ解決するには、まとまった預金か債権を持っていなきゃならない。債権ってのは、不動産収入とかのことだよ。

極端なはなし、二十歳のときに5千万円持っていても、それは貯金がいっぱいある、というだけで、一生遊んで暮らせる額ではないんだ。

家賃や水道光熱費、食費や洋服代を合わせて、一ヶ月に15万円かかるとしたら、30年も持たない。遊んで暮らしていたら、もっと浪費するから、40歳のころには無くなって、お金もない、仕事もない。もう野垂れ死にするしかないってことになる。

だからと言って、学歴もスキルもない僕に、二億も三億も稼げる訳がない。どう足掻いたって、このままハムスターのように、カゴの中を回り続けるしかないんだ。

それが貯金を持って分かった、厳しいリアルだった。

今では、さすがに、そこまで極端には考えないけれど、十八歳の僕は、そんな風に世の中をとらえていた。