さっきブログを読んでいたら、お金は物を買うより体験に使った方がいい、という内容が書かれていて、そのロジックが気に入ったから、僕も書いてみるよ。
賢人曰く、お金をモノに使っても、決して豊かにはなれない。
例えば、ブランドの時計を10万円で買ったとするよね。でも、時計なんて上を見ればキリがなくて、10万円どころか数百万円する品だってある。
だから、たとえ自分にとって高価だったとしても、それ以上に高価な時計を巻く者には、軽くマウントされてしまうんだ。
つまり、買った物の値段や、どこかで買った品物の良し悪しで勝負すると、最終的には、ビル・ゲイツや孫正義なんかの大金持ちには、絶対に負けてしまうってこと。
悲しいけど、それが現実なんだ。
モノより体験優位論
そこで密かに編み出されたのが「モノより体験優位論」らしい。さっき証明したように、10万円の時計では、ちょっと強いヤツには、秒で倒されてしまう。その程度のプライドなんて、指一本でペシャンコになる。
だけど、もしその10万円「3つのドルフィンプログラム」だったらどうする?
【HIS ハワイオプショナルツアー特集】
・3つのドルフィンプログラム
イルカを間近から観察するだけでなく、イルカと遊びながら調教したり、キスをしたりダンスを楽しむことができます。キュートなイルカと大接近して触れ合える体験型ツアーです。
所要時間:約6時間
出発時刻:8:30~15:15頃
ハワイのオーシャンブルーで、イルカと触れあうというね。キスしたりダンスをするというね。
これが体験というやつのパワーなんだよ。
そして、この体験をすると、たとえ100万円の時計を出されても「わぁ、いいね」ですませられる。
心に余裕ができるんだよ。
「アタシは先週、ハワイでイルカに乗ってきたよ。すっごい癒されたー」って言う。
これなら、容易にマウントできない。完全に勝利しようとしたら、北極でクジラとか、カメルーンでライオンのお散歩くらいのインパクトは必要になるよ。
もう見えてきたよね。
そう。これが「モノより体験優位論」なんだ。
モノには価格のモノサシを当てられるけど、体験のモノサシは自分自身なんだ。それが、隙あらばマウントしようとする、あさましい人の心を、ざわめかせるんだ。
…という小話を思いついたけど、どうかな。
相変わらずの、陳腐な例えになってしまったけど、真面目な話、この 「モノより体験優位論」は、人生の中でも数少ない真実と言えるんじゃないかと思う。
とくに子供にとっては、モノより体験が優位になるのは間違いないよ。いや、自分の子供いないから、僕には関係ないし、育ちの良いお金持ちの家庭なら、当然のことなんだろうけど。
今日はそんなところです