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こんちは。ライターのチルドです。
先月の話しになるんだけど、ガジェット通信さんからコンタクトをもらったんだよね。「はてなポイント」っていうWebマネーを送信するシステムがあるんだけど、それにメッセージを添付してわざわざ連絡してきてくれたんだよ。
内容は詳しく話せないけど、僕のブログのとある記事を、寄稿というカタチで掲載したいってオファーだった。
メジャーデビュー
僕はブログを通じてウェブを、いや、世界を良くしたいと願っている。そんなスラックティビズムにあふれているから、快諾したのは言うまでもないよね。
僕もいよいよメジャーになれる。そんな淡い期待に胸がふくらんだ瞬間だった。
なにより、わざわざ連絡してくれたことに深い感銘を受けた。昨今のインターネッツでは無断引用をカジュアルに着こなすのが当たり前になっているよね。そんな風潮に希望の光を見た気がした。
誠実なガジェット通信が大好きになった。
僕はさっそくツイッターからガジェットさんのアカウントへツイートを送ってみた。それには反応がなかったけど、忙しい編集部の社長さんだからやむを得ないよね。ひとまず届いたと信じて待つことにした。
ガジェット詣で
それからは、くる日もくる日もガジェット通信へアクセスした。自分の記事が掲載されていないかワクワクしながらチェックしていたんだよ。
どれくらい経ったかな…。1週間か、10日くらい経って、いつものように新着記事をすべて読み終わった瞬間に、はたと気がついたんだよ。
きっとツイートは届いていない。
たぶんメッセージは届いたのと同じ経路、つまり、ポイントの送信機能を使って返信しなきゃダメなんだってことにね。
僕は矢も盾もたまらず、はてな村役場へ駆けていき、玄関の引戸をガラガラ鳴らして中に飛び込んだ。そして窓口に鎮座していたしなもんの口に、ガジェットから送られてきた10ポイントにメッセージを添えて放り込んだんだ。
それから数日後、ガジェットさんから待望の返信が届いた。
追って掲載日時を連絡してくれるってことだから、今回の返信には家族にも知らせていない秘密のGmailアドレスを記入しておいた。ガジェットさんのためにグーグルへ特注したプラチナアドレスだよ。
でも、まだ、連絡が来ない。あれから結構たつんだけど、返信が来ないんだよね…。
黒いウワサ
知ってるよ。ガジェット通信への寄稿がSEO的に良くないってことは知ってる。全文転載になるから、重複コンテンツになるから、どのブログもみんな断ってるのは知ってるんだよ。清水さんが「嫌です」って即答してたのも見た。
僕もアドセンスやってるから、グーグルから評価を下げられたら、とても辛いと思う。それでもあえて掲載して欲しいと思ってる。
その理由は、僕の書いた記事が、少しでも誰かの気持ちに寄り添えるのならば、わずかでも誰かの利益になるのなら、それはそれで、良いことなんじゃないかって、そう思うからなんだよね。
自分の利益が減ったその分、ほかの誰かがしあわせになるなら、それもアリなんじゃないかな。
…という訳で、ガジェット通信さん、宜しくお願いします。
んじゃ、またね。