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やばい。あんな記事が休日のトップページにはりついてたら、このブログ頭がおかしいと思われちゃうよ。どんどん記事をアップして下げてかなきゃ。
ほろ酔いメソッド
ほろ酔い気分で記事を書こうとしたのが、そもそもまちがってた。きのうのよる、ご飯を食べたあと、コーヒー飲もうとしてキッチンに立ったんだ。そのとき冷蔵庫を開けてしまったんだよね。
意味もなく冷蔵庫を開けてしまうことってない? なにが欲しいってわけじゃないのに、たまたま目に入ったワインを手にとったんだ。酔っぱらうと良記事が書けるっていう話を思い出したから。
モノは試しとばかりに僕はワインをパカーンとあけて、グビっと一息にあおったんだよ。甘いフルーツの味がした。それから寝室へ戻って、スマホ方手に記事を書き始めたんだよ。
そこで意識をうしなってしまった。
なんとワインに睡眠薬が仕込まれていたんだ。
うそ。お酒に弱いからすぐ寝ちゃった。気がついたらもう朝だった。目が覚めて、寝ちゃったことに気がついた。いや、寝ちゃったことに目が覚めてから気がついたのかな?
どっちでもいいんだけど、とにかくスマホの行方を探したんだ。どこにも見当たらなかった。お布団をザバ〜としたけど出てこなかった。どっか置いたのかなっと思ってベットサイドのテーブルを見たけどそこにもなかった。
しばらくキョロキョロしたあとで、それはあっけなく見つかった。お尻のしたに敷いて寝てたんだよ。やれやれ。まるで急速充電したみたいにポッカポカになってやがる。
壊れたんじゃないかと心配したけど、ちゃんと電源が入った。もしかしたら良記事が書けてるかもって期待したけどなんにも書いてなかった。
なに書こっかなー、って考えてるときに寝たっぽい。
ちがうよ。酔っぱらいがわるいって言いたいんじゃないよ。個人差があるだけなんだ。お酒を飲んだ方が良いひともいれば、ダメなひともいる。ひとには個性があるから、それぞれ能力もやり方もちがうんだ。神様、弱すぎるよ。同調圧力もっとかけてよ。
おまけに、口の中がタクラマカン砂漠みたいに干上がっているし、寝過ごしたからシャワーは5分しか浴びれないし、気分はサイアクだよ。
ネガティブ儀式
そんなときに、僕はブログに向かうんだ。毒を丸めて出し切っちゃうんだよ。それが部族の伝統、神聖な儀式なんだ。インターネットもずいぶんパブリックになったから、そんなことしちゃダメって思われるけど、それがブログってものなんだよ。
ブログを変えたのは僕じゃない。僕もブログも、生まれたときから1ミリも変わっちゃいないんだ。後からやってきたひとびとが、こうあるべきだ、こうするべきだって価値観を持ち込んだんだよ。
侵略者たちは、武器や貨幣とともにやっかいな伝染病も持ち込んできた。なかでも強力な伝染力を持つピーブイ病が蔓延して、僕の部族のひとたちはバタバタと倒れていった。強い免疫を持っていたコンビニ酋長も、ホッテント・リーの丘で侵略者たちの銃弾に倒れてしまったんだよ…。
最後のインディアン
わかってくれるよね。僕はブロゴスファアの最後のインディアンなんだ。侵略者たちがゴールドを求めて穿った深い穴、焼き払われた森林。神殿は打ち崩され、ブロゴスファアの大いなる自然は荒野になってしまったけど、僕はここを守り続けるよ。クラウドワークスに売り飛ばされた兄弟たちのためにも…。
僕は間違っちゃいない。
わかるかな。僕は間違っちゃいないんだよ。心にベールをまとって顔を隠した現代人たちよ。本当に自分たちの価値が正しいと言い切れるのかな。
さあ、小枝を集めて火をおこそう。そろそろ、お昼ごはんの時間なんだ。