ツイッターに、法務省の公開している「侮辱罪事例集」のPDFが紹介されていました。ちょっと目を通したところ、数が多いうえに文字も小さいので、チャッピーと話しながら要約してみました。
みんなの(自分の)ために、置いておくので、お役立てください。ちなみに、このブログに関しては、侮辱フリーです。暴言をどしどし募集しております(個人情報はやめてね★)
誹謗中傷のきほん
なまえ+悪口は、絶対にやめておこう。個人を特定できる情報に悪口をつけると、一発アウトになる可能性が高い。
出来ごとの指摘は、証拠+公益性が必要。本当のことでも、公益目的でなければ処罰される可能性がある。
罰金10万円の傾向
法務省公開の「侮辱罪事例集」を分析すると、罰金10万円になるケースには共通点があります。
■個人情報と中傷
名前や住所、勤務先書いて「詐○師」「不倫○」と書く。
■連続投稿
掲示板やSNSで、同じ相手に何度も書きこむ。
■犯罪の具体的な表現
「給料をガメる」「違法行為ばかり」など、根拠なく断定する。
■性的・卑猥な表現
「ヤ○マン」などのエッチな言葉やエッチな画像を使う。
■公共の場所
拡声器、貼り紙、落書きなど、第三者や監視カメラで目撃できる場所での侮辱。
一回でも罰金になったケース
□ 電話番号や家族情報を晒した
□ 駅やコンビニなど人目の多い場所で「泥○」と叫んだ
□ 住んでいる家に「犯○者」の貼り紙をした
□ 書籍レビュー欄に「おつむが足りない」と書いた
※ これらは、一度で罰金10万円が科されたケースです。一回しか言ってない(書きこんでない)から大丈夫、とはならないので、注意が必要です。
頻出単語から学ぶワード
実際に有罪になった投稿には、次のような単語が使われていました。
□ 人格攻撃ワード:バ○、ク○、き○がい、ゴ○、老○、ブ○
□ 犯罪者扱いワード:泥○、詐○師、犯○者、ストー○ー、反○
□ 性的侮辱ワード:ヤ○マン、ビッ○、淫○、卑猥な画像
□ 差別的ワード:害○、精神異常、基○外
これらを名前と組み合わせると、ほぼ確実にアウトになります。
まとめ
ネットやリアルでの発言は、相手が本気なら簡単に事件化できます。
とくに、名前や住所など、特定できる情報とセットの書きこみ、公共の場所での罵声や貼り紙、性的な侮辱や犯罪者呼ばわりが危ないです。
安全に書きこむために、上記を心がけ、むしゃくしゃしたときは、書きこみをせず、スマホの電源を切りましょう。また、公共の場所や、監視カメラのある場所では、スルーしましょう。
正直、被害者とされる人やアカウントも、逆に、なんらかのモラルに欠けていたり、弱者をカモにしていたり、言動におかしな点がある場合もあると思っています。
そのあたりの線引が、とても曖昧なのに、法律をこじつけようとする試みが、今どきのインターネットや、誹謗中傷の危険性だと感じています。
いっぽうで、本当にデタラメなフェイクが平気で垂れ流されていたりと、なにを信じていいのか分からなくなっています。個人を立件するヒマがあるなら、あっちを本気で取りしまってほしい。
ともかく、みなさんが安全、安心に暮らせるよう、心より願っております。