日本のキャッスレス決済が普及しないのは、日本人が小銭の計算が上手いから、っていうのを一番の理由といっているツイッターがいて、いや、たしかに、理由のひとつだけど、かなり的外れな気がする。
キャッスレスのメリット
日本のキャッスレスが普及しない理由として、素人が思いつきそうなのが2つあって、ひとつは、上記の計算がうまいから。そして2つ目は、お店が手数料を払いたくない、ケチだからってやつ。
でも、そんな単純な話じゃないんだよ。
アメリカと日本の違い
キャッスレスを語るにあたっては、まず、日本と外国の違いから考える必要があって、外国に比べると、日本はすごく治安が良いんだよ。たとえば、アメリカでキャッスレスが普及したいちばんの理由は、その治安の悪さにある。
アメリカは、大金を持ち歩いてたら、ふつうに強盗にあってぜんぶ盗られちゃうんだよ。だから、消費者もお店も、現金を持たない(置かない)のが最大の自衛策になる。
つまり、クレジットカード決済の手数料3%は、強盗にやられて全部無くすのを考えたら、コスパがいいってことなんだ。お客にとってもお店にとっても。
日本人が、ひとまず使わないお金を銀行に預けるのと、ほぼ同じ感覚といえば、わかりやすいのかな。
アジア諸国の事情
じゃあ、中国やアジア、アフリカなんかはどうなの?
ってことなんだけど、これは民度によるところが大きい。
民度ってなに?って話しだけど、悪くいうと、お店で現金をやりとりすると、末端の店員が、お金をちょろまかしてしまうんだよ。
ちょっと想像してほしいんだけど、たとえば月給15万円の人が、給料を月に1万円増やすのってなかなか難しい。ところが、毎日500円ちょろまかして、25日出勤すると、月の手取りが12.500円増える。
個人にとっては大きい金額。でも、会社からすると小さい金額だから、発覚するのにけっこう時間と労力がかかってしまうんだよ。
これが、すべてキャッスレスに置き換えられると、現金のロスを0にできる。仮に手数料を3%はらっても、売上がちゃんと計上されるなら、コスパは抜群にいい。
もちろん、商品のロスはあるかもしれないけど、商品は原価ベースだから、たとえ額面で1000円分無くなっても、現金の半分くらいのダメージですむ。それに商品はかさばるから、現金みたいな流動性がないのもポイント。
まとめ
要するに、キャッスレス決済の普及度は、その国の治安と人に対する信用が、手数料3%と比較して、大きいか小さいかに比例しているんだよ。
だから、計算が上手いから!みたいな理由は、ちょっと滑稽というか、本質的じゃない。店がケチだから、というのも違って、売上の3%は大きい数字だよ。
日本の企業の収支なんて、大手企業を除いたら、最終的に残るのが、売上高の2%〜3%なんてところも、ざらにある。
そうなると、キャッスレス以前に、総売上に対して3%はすごく大きい。仕入原料が上がるとかの比じゃない。それくらい、売上げに対しての3%は大きい。ケチとかそんな単純な話じゃない。
最後に
いちおう断っておくと、日本の治安がいいとか、民度がいい、というのは、あくまで個人の感想。興味のある人は、そのあたり、調べるのもアリなのかな。
キャッスレスとは少し違うけど、近ごろのラーメン店の食券機と、スーパーの精算機は、素晴らしいイノベーションだよね。
キャッシュを人が直接やりとりしないから、みんながハッピーになれる。技術とテクノロジーが人を幸せにしてる。
世間の、いわゆる、お金にまつわるトラブルって、9割りは、単純にまちがえてるだけなんだよ。個人的な経験則ではあるけど、日本人は本当にちゃんとしてる。
日本で、意識してお金を盗ろうなんて考える人は、もっと大きく狙って、コンサルとかにいくイメージ。合法だもの。