昨日の夜、正確には今日の0時からワールドカップを見たあと、ゲームを1時間して、お風呂にはいって、それからやっと眠って、起きたのはあさ6時だった。
眠たい目をこすりながら、はてブでも見るかと思って、ブラウザをタップしたら、くたびれはてこがホッテントリしていて、イヤな予感がした。
ザッと斜めに読んで、ハゲックスさんの炎上セミナーが博多であった、というところまで理解したのだけど、なんでホッテントリしたんだろうと思ってブコメを見たら、ざわざわと波打つようにブラウザがゆがんで、すべてを悟ってしまった。
ハゲックスさんが、セミナーに来たブックマーカーのひとりに、包丁で刺されて亡くなってしまったらしい。それから、テレビを見たら、そのニュースが連続で流れていて、マジか…マジか…という感じだった。
交番へ自首したという容疑者の男性は、古参のブックマーカー界隈では、みんな知っているような人だったらしい。僕は、はてなの歴史に詳しいワケじゃないけど、年齢的には、ハゲックスさんも、容疑者の男性も、はてな黎明期の、いわゆる第一世代の、はてな村民なのだと思う。
ハゲックスさんは、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の、面白い書き込みをピックアップして、はてなブログに転載するというブログをやっていて、ここ数年は、イケダハヤトさんやはあちゅうなど、インターネットで話題の人の、近況報告の記事も投稿していた。
いわゆる「ウォッチャー」タイプのネットユーザーで、著書も出版している。
この絡みで、トピ主さんとも親交があったと記憶しているけど、真偽のほどは定かじゃない。
しかし、まさかハゲックスさんが刺されるなんて…。それも、はてなユーザーが容疑者なんて…。
夢のようで現実感がない。これが、ハゲックスさんじゃなくて、キョウモエさんだったら、やっぱりという感じなのだけど、現実に刺されたのはハゲックスさんだった。
僕も、炎上芸なんてうそぶきながら、おちゃらけていたから、とても他人事に思えなくて、言葉にならない。でも、僕は小物だから大丈夫だと自分に言い聞かせている。やっぱり、狙われるのは、それなりにネームバリューのあるユーザーなんじゃないかな。
いや、そういう問題じゃないけど、ワインボトルをひっくり返して、沈殿した澱が散乱するような、そんな不安が、僕の心を満たしている。
ともかく、面識はなかったけど、ハゲックスさんのご冥福をお祈りいたします。