もしも、1日、1ページ読むだけで、世界の教養が身につく本があるとしたら、僕はどうなってしまうんだろう。そんな夢を叶えてくれる魔法の書物がある。それがこちらの「The Intellectual Devotional」なんだ。
本の都、米国にて、シリーズ累計100万部を突破し、ニューヨークタイムズのベストセラーに輝いた本書が、ボンゴロ族に伝わるポンガのリズムを刻みながら、威風堂々と日本へ上陸した。
毎日5分読めば、1年後には世界基準の知性が身につく。そんな本書を、僕がAmazonで衝動的にポチッてしまうのも無理からぬ話なんだ。そこで今日から、1ページづつ咀嚼して、僕の知性がどこまで輝くのか検証していく。
歴史 アルファベット
記念すべきファーストビューの第一章は、「アルファベット」について。この章によると、アルファベットは4000年前のエジプトで生まれたらしい。それまでは、ヒエログリフという絵文字が主流だった。でも、ヒエログリフは1文字を1単語としていたから、種類が多すぎて覚えるのが大変だったんだよ。
そこで発明されたのがアルファベットなんだ。
アルファベットは、発音を文字に変換して、それを繋げて単語にする。すると、会話さえできれば、あとはアルファベットを覚えるだけで、文字を読んだり書いたりできるんだよ。
たとえば、ヒエログリフは「鳥」を「🐤」と書いていた。しかしアルファベットなら、CHICKENと書けばいい。つまり、会話できれば意味の通じる文章を作れる。
おそらく、当時のエジプトにも、ホリエモンみたいな人がいて、ヒエログリフにこう言ったんだ。
「なに眠たいことやってんだよ。いちいち鳥の絵なんか書かなくても、こうやって喋ってる内容をそのまま書けばいい」
いつの時代も、イノベーションは突然にやってきて、まるで最初からあったかのように振るまう。アルファベットもそうやって現れて、あまたの文明へ広まっていったんだ。
文字コンテンツは楽しい
さっこんのインターネットでは、映像コンテンツがもてはやされているけど、やっぱり文章も面白い。真実を伝えるには、映像はとても便利な手段だけど、あまりにダイレクトで、想像の余地がないんだ。一方、文字コンテンツには情緒がある。どう書いて、どう伝えるかの工夫があるから、そこに、それぞれの個性が現れて、同じ出来事でも人によって感じ方がちがうことを思い出させてくれる。
なんだか知性が高まってきた。
読書はこうして、僕の教養を加速し、世界基準の知性を授けてくれる。まだ、最初の一歩だけど、これからさらに高まる予感がビンビンする。
最後に「The Intellectual Devotional」の冒頭の一文を引用して、今日は終わりにしよう。
本書は、脳を活性化する知性の体操みたいなものだ。これは年齢を重ねてくると、とりわけ切実になる。毎日のつらい仕事を一時忘れて、人類の英知といういう深遠な世界をのぞいてほしい。視野が広がり、新たな好奇心の発見につながるはずだ。