もしも時給が2500円になったらどうしよう。2500円で160時間なら、40万円だよ。素敵だなあ。夢みたい。
でも、僕の給料は、200時間はたらいて20万円。時給は1000円。もしも時給が2500になったら、10日で20万円になっちゃうよ。
あとの20日はなにをしよう。キャンプへ行ったり海に行ったり、パスポートをとってインドネシアだって行ける。南国の島ってどんなだろう。常夏のビーチにトップレスの女の子がいるのかな。ノルウェーでオーロラも見たいよ。
友達と、寒いね!寒いね!って言いながら、白夜の空を眺めるんだ。分厚いコートとグローブみたいにおおきな手袋をして、黄色い毛糸の帽子をかぶって、雪の上を歩くんだ。ブルックスブラザーズのスーツを着て、ロンドンとニューヨークを散歩するんだ。セントラルパークで大道芸を見て、コインをギターケースに投げこもう。クジラの背中に乗って、太平洋だって渡れるよ。
もしも時給が2500円だったら…。
そんなことを考えてしまうのは、最低賃金とか、ホリエモンの多動力を見たから。
日本は、韓国より最低賃金低いんだってさ。
直近の各国の購買力調整済み最低賃金を見ると、日本の最低賃金は、日本と同じように生産性が低いスペインとほとんど変わらず、それ以外の欧州各国を大幅に下回る水準です。
さらに衝撃的なことに、日本の最低賃金は、なんと韓国よりも低いのです(2018年1月より)。この最低賃金の低さがデフレの一因であり、格差社会の最大の原因でもありますし、イノベーションがなかなか起きない最大の要因でもあります。
ホリエモンいわく、2500円が高いと思うのは、バリューが足りないんだってさ。
鈴木「でも、それってできるの、お金持ちの人だけでしょ?」
堀口「そう考えるのは、思考停止している証拠だ。方法はいくらでもある」
例えば「COMEHOME」という家事代行サービスがある。交通費込みで1時間2500円という低価格で家事をしてくれる。この金額が高いと思っている人は、自分の価値が時給2500円以下と考えているんだろう。
もし、現在のあなたの価値がそうだとしたら、自分の価値をそれ以上に上げていかなければならない。そうするには、この本に書かれていることを実践するだけでいい。
ナルホド、ナルホド…
でも、僕の商売だと、1万円売って2500円くらいの粗利だから、つまり、1時間に確実に1万円売らなきゃ、2500円は達成できないんだ。
10日で80万円か…。キツいな…。
弱者から奪うしかない。