ちるろぐ

ここが僕のアナザースカイ

迷子にならない子

ちっとヤバいことになっちまって、黙ってたんだけど、やっぱり一筆書いておこう。

しっきーをちゃんと育てられなかったこと、僕からも謝るよ。すまん。

しかしまさか、クラシックスを消して、おまけにしっきーのブログの広告までとっぱらちまうとは...。

正直、彼がそんなに追い詰められてるなんて、思っちゃいなかったんだよ。アタマの良い子だから、ほっといても大丈夫だとね、そんな風に思ってた。

おそらく、彼の周りの人間...、周りというか、もっとも身近な、両親もそう思ってるんじゃないかな。

この子は、しっかりしてるから大丈夫だって。

でも、しっきーは、周りが思うほど醒めてないんだよ。たぶんね。

いつだったか、彼は、ブログに、本棚に岩波が一冊でもあると会社勤めはむずかしい、みたいなこと、誰かに言われたって、そう書いてた。

それ、普通の人だったら、ちょっと皮肉っぽいセリフだなって、軽く流して、そのうち忘れちゃう。○○だと○○するのは難しい、って、賢く聞こえるじゃない?

ところが、しっきーには、そのセリフがめっちゃ刺さった。

脳の仕組みがね、高度すぎるというかね...。

しっきーは、ゼルダの伝説が好きだよね。あれって、だれも居なかったからだと思うんだよ。

文章とかアフィリエイトとか、異常にすごいよね。しっきーのモノゴトの理解力というか、解答に至るまでのルートのがさ。

おそらくしっきーは、生まれたときから、迷子にならない子だったんだよ。

そうなると、話し合わないじゃない。

同世代の子供はもちろん、親とも、どうもしっくりこないんだよ。だけど、感情面は人並みに子供なんだよ。でも、迷子にならない子は、仲間になれない。親はひとつも心配してくれない。とても寂しい。周りにはだれも僕(しっきー)を理解する人がいない。孤独だよ。迷子にならない子は、迷子にならないゆえに、ひとりぼっちなんだ。

僕には見えるよ。迷うことなく、一直線に家に帰るしっきーの姿が。はじめてのおつかいを、完璧に遂行する、幼いしっきーの姿が、僕には見えるんだ。

だけど、たどり着いた家に、本当のしっきーを知る人はいない。寄り道もしない、買いまちがいもしない、お釣りの計算まで完璧なしっきーは、なんだか可愛くない。

そんなのを繰り返すうちに、しっきーは目標を疑うように、なっちゃったんじゃないかな。だってそこには、しっきーを、心配して待っている人も、抱きしめてくれる人も、よくがんばったねって、頭を撫でてくれる人さえ、いないのだから。

だからしっきーは、リンクのなかに自分自身を見たんじゃないかな。リンクはしっきーで、しっきーはリンクそのものだ。しっきーの迷子にならない能力は、リンクだけを幸せにできた。


いや、これはいま思いつたのを、適当に言っただけで、なんの根拠もない妄想だよ。なにか言おうと思って書き始めたから、とにかく何か言わないと。

すまない。

僕には、しっきーに何か言葉をかける、資格すらないから、スルーしてくれて大丈夫。

ひとつだけ、僕が有益なことを言えるとしたら、しっきーは、しっきーを無条件に応援してくれる、そんな女の子と、親しくなったらいいんじゃないかな。たまにいるよね。お嫁さんになるためだけに、生まれたような女の子がさ。


そんなところ。