ひさしぶりに水泳の話題ですね。
どうも最近、クロールに伸び悩んでいまして、思いきって平泳ぎに転向することにしました。
聞いた話では、平泳ぎの方がクロールよりエネルギーの消耗が大きいらしいんですよ。つまり、平泳ぎにはダイエット効果もあるってことです。
「うん、よし、今日から平泳ぎだ」ということで、とりあえず、50メートルで50秒を切ることを目標に訓練をはじめました。
キックを鍛えた
練習をはじめて、まず感じたのが「平泳ぎ、キックめっちゃ大事!」ということです。そこで、毎日の練習にキックだけ500メートルを取り入れました。キックの深さや、足の角度を変えてみたり、試行錯誤しつつ1ヶ月ほど。
ちょっと調べたら、キックには「ウェッジキック」と「ウェイプキック」の2種類があるようでした。
ウェッジキックは、足を閉じる動作で推進力を作り、ウェイプキックは、弧を描くように足の裏で押すキックです。
どっちが良いのかわかりませんが、ウェッジは抵抗が少なく、ウェイプは、強く蹴れる反面、膝が立つので抵抗も大きい感じです。(あくまで個人の感想です)
スタートを鍛えた
飛び込みは本番だけなので、壁キックからの「ひとかきひとけり」の練習をしました。個人的には、ドルフィンキックを強くうつと、息が続かないので、キックは軽めにして手のかきに集中しました。
とにかく、数をこなして鍛えました。
タイミングを鍛えた
平泳ぎのキモはタイミングだ、というウワサを聞き、ユーチューブなどの動画で、リズムを研究しました。手のかき終わりに合わせて足を引きつけ、手を伸ばすのと同時に、ズバッと蹴るとイイ感じです。
毎日、1キロ泳いでみました。
50秒切ったった!
以上のように集中的な練習の効果で、キックと手のかきは、なかなかイイ感じになってきたのですが、どうも速く泳げません。クロールより圧倒的に疲れてるのに、スピードが出ないんですよ。そこで、潜ったまま(頭を入れたまま)泳いでみて、どこがブレーキになっているのか確かめてみました。するとスタートの「ひとかきひとけり」のあと、最初の蹴りで急激に失速しているのに気づきました。
カベを蹴ってからの、ひとかきひとけりは、いちばんスピードに乗っているのですが、その勢いを、ぜんぜん活かせていないんですよ。原因はどうやら足の引きつけがブレーキになって、止まっているようでした。
そこで、最初のキックのとき、膝が立って失速しないように、股関節を思いっきり広げて浅くしてみました。極端に水平なウェッジキックというイメージです。
すると、あまり失速せずに泳げるようになりました。ただ、ウェッジでは、その後イマイチ、スピードに乗り切れないんですよね…。
そこで思いついたのが「ウェッジキックとウェイプキックを交互にやったらいいんじゃないの?」ということです。
つまり、スタートしてスピードが出ているときは、抵抗の少ないウェッジ、次にウェイプを思いっきり蹴って推進力を作り、次のエッジは惰性で進む。
順序としては
スタート:ひとかきひとけり
1ストローク目:ウェッジキック
2ストローク目:ウェイプキック
3ストローク目:ウェッジキック
4ストローク目:ウェイプキック
こんな感じで、交互にやっていきます。
一度の強いキックは、同時に強い抵抗を生むので、二度目のキックは抵抗の少ない方にします。
つまり、推進力が強いときは、抵抗の少ないキックを打ち、推進力の弱まったときは、抵抗の大きな強いキックを打つ。
これを交互にすると、良い感じに省エネで泳げるのです。(あくまで個人の見解です)
そして、このイメージで泳いだら、どうにか50秒を切ることに成功しました。オマケに、疲れが軽減されて、200メートルも軽くイケそうです。
この方法、専門的にみると、どうなのかわかりませんが、とにかく50秒を切れたので、良しとします。
どうぞ、ご利用ください。
余談ですが、現役時代の北島康介選手は、練習で、となりのレーンをクロールで泳いでいる選手を、平泳ぎで軽々と抜いていったそうです。
コレ、めっちゃカッコよくないですか?
平泳ぎでクロールをちぎるというパフォーマンス。
僕も、そこを目指して、さらに平泳ぎを磨いていこうと思います。
目指せ、ブレストマスター!
目指せ、東京オリンピック!(笑)
本日は、以上になります