生きる気力がなくなってる。
なんでだろうと、色いろ考えていたら、それはどうもズボンのせいらしい。ズボンが僕の気持ちを、いや、世界中から生きる気力を奪っているんだよ。
今日はそんな、ズボンの害悪について、僕の思うところを書いていくよ。本当に深刻な事態だから、女の子はしっかりと聞いてほしい。
いったい、いつからだろうね。女の子がズボンをはいてしまうようになったのは…。
僕が幼稚園のころは、保母さんもみんなスカートだった。僕は、あのスカートの中で暮らせたら、どんなに素敵だろうって、いつもそう思っていた。
いや、じっさいそんなの無理だってのは、理解していたよ。僕が言いたいのは、スカートの中には、そこで暮らしたいと、そう願うほど、大きくて素敵な、夢と希望が詰まってたってことなんだ。
それをズボンは、ぜんぶ台無しにしてしまった。
大きなまちがい
「わたしスカートが似合わない」そんなセリフをどこかで聞いた気がする。ひとつ言っておくけど、スカートが似合わなければ、ズボンはもっと似合わないよ。ズボンは本当に限られた女の子にしか似合わなくて、足がスラっと長くて、メリハリのあるスタイルじゃないとダメなんだよ。
だけど、そんな子は、スカートだったらもっと魅力的になる。あえてズボンは、あくまでバリエーションのひとつでしかないんだ。
射幸心がない
ズボンには射幸心がない。そして、スカートがなければマリリンモンローも生まれなかった。それほど、スカートには幸運がいっぱいある。ある程度、歳を重ねてから「スカートはちょっとアレね」となるのはしょうがないよ。そこまで無理強いするつもりなんてない。
だけど、30代、40代、なんて、まだまだこれからじゃないか。ましてや20代なんて、ズボンはいちゃお終いだよ。
失われた10年は、スカートの失われた10年でもある。それが、日本経済の不景気につながっているんだ。夢も希望も、射幸心すら失われてしまったら、やる気なんて起きるハズもない。
スカートをはこう!
「なぜスカートをはかないの?」少しくらい、めくれたっていいじゃないか。さわったり、のぞいたりするのはマナー違反だけど、フワッと舞うくらいは、どうってことないよ。じゃなきゃ、水着なんて着れたもんじゃない。オンとオフの切り替えと言っても、オフだからって、女性らしさを捨てなくてもいい。スカートは若い子の特権じゃないんだ。
女子高生が可愛いと思うのは、制服のスカートに頼るところが大きい。顔がちょっと地味でも、スカートで補正されるからね。その証拠に、体操着のズボン姿なんか見れたもんじゃない。
というわけで、みんなスカートをはこう。
弱った僕に、夢と希望、そして勇気を与えてほしい。