先日、交通事故を8割防ぐ方法というエントリーを書いたところ、わりと好評でした。
そこで今回は、スピード違反を回避する方法をお届けします。
ただし、回避と言っても、あくまで合法の範囲内です。トラックの運転手さんや、配送業の方々に聞いた話しをまとめたもので、正確性までは保証できません。都市伝説くらいの認識で、参考にしていただければ幸いです。
速度違反取り締まりの定義
まず、スピード違反で捕まるのは、大きくわけて2つのパターンがあります。絶対ではないですが、基本パターンとして覚えておいてください。ひとつは、固定式のレーダーです。ネズミ取りや、オービスと呼ばれる、固定された速度計測機による取り締りです。どちらも速度オーバーして通り過ぎた瞬間にアウトになるものです。
もうひとつは、パトカー(覆面)と白バイによる追跡方法です。固定式との違いは、スピード違反車両を、ある程度の距離(400メートルくらい)追跡して測定しなければならないことです。
つまり、追尾方式では、ロックオンされても即アウトにはなりません。速度にもよりますが、数秒以内に気がつけば、セーフになる確率がアップします。
固定方式ではレーダーを通り過ぎた時点でアウト。追尾方式では、400メートル追尾されたらアウト、ということです。
これが基本形になりますので、続いて、固定式、追跡式の特徴を見ていきます。
固定式
- ネズミ取り
固定式で代表的なものがネズミ取りです。直線道路にレーダーを設置し、ゆるいカーブを抜けた直後、係員が旗を振り回して飛び出してきます。
追跡式
- 覆面パトカー
追跡式は、覆面パトカーが主です。捕まるシチュエーションは、左車線を走っている覆面に気付かず、ブチ抜いてしまい、追尾されて御用というパターンです。
覆面パトカーについては、御用のバリエーションは多くないので、自分が追い越し車線を走行しているとき、左車線を走っている車に注意します。
車種の特長は、白、またはブルー系のセダンタイプです。また、必ず2人組でヘルメットをかぶっています。かなり目立つヘルメットなので、並んで見たらスグにわかります。
軽自動車、トラック、バンなどは覆面パトカーに使用さていません。注意するのは、白、またはブルー系のセダンタイプです。
- 白バイ
幹線道路で、もっとも気をつけたいのが白バイです。白くゴツい車体に、パトランプをつけているので、ひと目でわかります。
コイツらは、信号のない横道に隠れていて、スピード違反車両を見つけたら、ソっと出てきて、後方の死角から忍び寄って追尾します。
危ないのが、アパッチと呼ばれる取り締まりです。これは、幹線道路に並行する側道に潜み、本線を走る車のエンジン音で速度オーバーしているかを判断して発進、追跡します。
こちらは、後方につかれる瞬間まで姿が見えないので、捕まりやすいです。
ネズミ取りを回避するポイント
まず、ネズミ取り対策ですが、知らずにボンヤリ走っているほど捕まりやすいです。50キロ制限の道で70出したらアウトですからね…。
しかし、ネズミ取りは、だいたい同じ場所で定期的に行われています。それは、信号が変わったあとにスピードの出やすい直線道路、ゆるやかなカーブ、そして、検挙車両を引き込む側道が必要になるからです。
そこで、過去にネズミ取りがあった場所を、事前に把握しておきます。詳しそうなひとに聞いたり、ネットで調べてもいいでしょう。
また、追い越し車線の先頭を走らないのも重要です。1台、先に前に行かせて、その様子を後方から見ながら進むと安全度がアップします。
他には、対向車がライトをピカピカさせていたり、集団で不自然にゆっくり走っていたら注意します。ドライバーは、白バイ、覆面、ネズミ取りなど、警察の取り締まりを見つけると、しばらくはゆっくり走る傾向にあります。
走行中に、なにかおかしい…、どこか不自然…、と感じたら、とりあえず減速しましょう。
白バイ、覆面パトカーを回避するポイント
高速道路、一般道ともに、単独で走行するときは、必ず左車線を走り、追い越すときだけ右に出ます。そして、追い越す車の車種をチェックします。その中に、セダンタイプのクルマが混じっていたら、徐々に接近してドライバーの風体をチェックします。2人組でヘルメットなら、それは間違いなく覆面パトカーです。
また、白バイ、覆面パトカーともに、その存在に早く気付けば、100パーセント回避できます。向こうも、気づかれて減速されたら、たいてい諦めます。
連中の取り締まり対象は、警察がいるのに気付かない一般人なのです。
とにかく、油断大敵です。自分が追い越し車線を走っているときは、速度に関わらず、常に取り締まりの対象である、という意識が重要です。
まとめ
こんなもんですかね。知ってる人には常識ですが、免許を取得したばかりや、あまり運転しない人ほど、知らずに捕まりやすいので、ぜひ教えてあげてください。
- 単独で走行するときは左車線をキープ
- 追い越し車線では先頭を走らない
- 周りがゆっくり走っていたら様子見
- 対向車の挙動に注意
- バックミラーで後方チェック
安全運転も大切ですが、捕まらないことは、もっと重要ですよね。
みなさんの、快適なドライブをお祈りいたします