定期的に話題になる「日本人なぜクレジットカードを使わないの?」という問いについて、真面目に考えてみた。
現金払いは合理的
クレジットカードの推進派は、必ずクレジットカードの利便性を根拠に、理論を展開してくるのだけど、僕は逆だと思う。買い物をするには、現金の方が圧倒的に便利だよ。小銭を出すのが面倒だと思うなら、現金をチャージしたnanacoや、交通系のSuicaで大丈夫。わざわざクレジットカードを出す必要はない。
クレジットカードのデメリット
小口の決済で、みんなが現金払いする理由は、けっきょくチェックするのが手間になるからなんだよ。例えば、すべてをクレジットカード払いしたとすると、月間で100回ほどになるよね。でも、普通の人は、100回の支払いの内容を、いちいち覚えていない。
それは、言いかえると、ウソが1つ混じっていてもわからないってことなんだ。そして、わからないということは、それを利用しようとする人がいても不思議じゃない。
つまり、テーブルに財布を出しっぱなしにすると、いたずらに罪を作ってしまうし、自分も損するってことなんだ。
その点、現金や現金をチャージしたカードなら、その場で確認すれば、あとでチェックする手間もないし、あとから不正利用される心配もない。
ポイントの還元があるというけど、このリスクと手間を考えると、ぜんぜん割に合わない。その結果、カード払いするのは、保険がつく高額な買い物か、カードでしか払えないネットショッピングだけになる。
まとめ
多くの日本人は、上記したようなことを、意識的に(もしくは無意識に)理解していて、少額のクレジットカード払いを避けているんだよ。と、いろいろ買いたけど、個人的にはカード払いは気に入っている。お財布も軽くなるし、ネットでカードに貯まったポイントをnanacoにチャージするのも好き。
それも踏まえて、クレジットカード業界に、改善案を授けようと思う。
- カードを店員に渡さなくても処理できること
- もっと詳しい明細書を出すこと(店名・日時・商品名)
- すべて一括払いにすること(キャッシング・リボ・ボーナス払いはオプションへ)
- 少額利用者も平等にキャンペーンに参加できること。(宝くじ的な夢のあるもの)
この辺りを変えていかないと、クレジットカードのイメージは良くならないし、利用者も増えていかないよ。
そんな感じです