ちるろぐ

ここが僕のアナザースカイ

ここから這い上がるには

ヤバいよ…。書いても書いても、ぜんぜんシェアされない。ちくしょう、ドン底だ…。ひどい環境だ。ここから抜けだす糸口がつかめない。

こうなったのは、たぶん栗栖のせい。あいつが社長になってから、僕に逆風が吹きまくってる。

この界隈って、他人の庭に唾を吐くのが日常だったのに、それを根こそぎ浄化してしまった。見事な手腕としか言いようがないよ。

でも、そのあおりを受けて、僕の戦術も陳腐化してしまった。僕にだって、一応の戦術はあったんだよ。

まずは、こんな感じ(口語調)で記事を書いて、ブックマークの新着をとる。僕には、ちゃんとした記事を書く技術も経験もないから、スープにはうまみ調味料をどっさり。足りない部分は空想で埋めていた。

とにかく、スタートダッシュで先頭に出るんだよ。このときイレこんでるブックマーカーに馬体を合わせて、スタミナ(ブックマーク)を奪う。

そこから、ブックマーカーをあおってホッテントリに立つ。これで、大方の勝負はついたんだ。

記事にまだ余力が残っていれば、4コーナーでツイッターをまくって、ゴールのフェイスブックまで一直線。

あとは、もう、馬なりで突っ走る。ともかくブックマークで逃げ切る戦術だったんだよ。そして、あわよくばフェイスブックに入着して賞金をゲットする。

正直なところ、僕の書くものには、ポテンシャルが足りない。深い浅いという話しではなく、経験値がないんだよ。だから、ちっぽけな体験や考えを、大げさに書いていた。

ただそれだけなんだ。

ところが栗栖が効いてきて、僕のようなフェイクは、ことごとくフィルタリングされてしまった。

くそう。良い記事さえ書けばいいんだ。

記事の良し悪しには、色んな意見があるけど、シェアしたくなる記事を書けばいい。

単純なことなんだ。

本当のところ、互助やスパムなんか関係ないんだよ。突き抜けるには、良い記事さえ書けばいい。本物の記事に小細工はいらない。しなくても結果はついてくる。

言語の持つパワーを信じるんだ。