インターネットを見ていると、正月早々に気分の悪くなるニュースがあるよね。たとえば、肩こりで検索したら、それは幽霊のせいだ、なんてとんでもない記事とかさ。
そうゆう、不愉快な記事ってのは、最初からブロックしたいよね。できるだけ読むまえに排除したい。
いっぽうで、いつも自分が被害者だと思ったら大間違いだ。僕だってメディアの端くれだから、ひょっとしたら、僕の記事が、同じように誰かを不快にするかも知れない。
だからこそ、もっとシッカリとしたブロックが必要なんだよ。そうすれば、僕がなにを発信したって大丈夫。ちゃんとしたブロック機能さえあれば、僕が誰かを不快にすることは100パーセントなくなるってこと。
今、「そんなフィルタより先に、お前がブログをやめろ」そう思ったよね…。
おしい。
惜しいけど、それじゃダメなんだ。
まず、大前提として、僕は、ブログに好き勝手を書きたい。それもオンラインでね。オフラインじゃなく。
そして、僕にとっては、記事をどれだけ読まれるかは大した問題じゃない。誰が読むとか、読まないとか、そんなことは、正直どうでもいい。
本当に大切なのは、オンラインで「誰かが読むかもしれない」ってこと。そう考えるだけで、ドキドキするんだよ。油断できないあの感じが最高。
いや、もうフィルタするから、お前は存在しないのと同じだ、とか思うよね。
ところが、それも違う。
もしも、僕の記事を視界に入れたくない、そう思ったなら、自分の手を汚してブロックしなければならない。つまり、読む、不快になる、ブロックする、という、三つのプロセスを踏むんだ。いや、踏ませるんだ。そこで僕の存在は認知される。つまり、僕のプレイで読者を変えたんだ。
奇跡じゃないか。
インターネットにウン百万とあるページの中から、たった一つの僕と出会ったんだよ。一億人の中から、君を見つけた、レミオロメンのようにね。
そうやって、僕は、みんなから排除されていく。検索からもね…。
僕だってカネがほしい。
タイトル検索で上位されたいし、収支報告でドヤりたい。今月は100万超えました!とか、1000万ピーブイありがとうございます!とかさ。
ホントに憧れるよ。ウソじゃない。
いろいろ意見あるかも知れないけど、ブログでゼロから、1000万、2000万稼ぐなんて、最高にロックじゃないか。すごいよ。運でも、他人の褌でも、組織力でもなく、フラットなところから突き抜けるって、めっちゃカッコいい。
僕にその10分の1でも、そんな特別な素質があれば、生まれてきて良かったー、って、本気でそう言えるのに…。
残念ながら、僕にはなかった。
だからもう、呪うしかないんだよ。
ブログでは、地縛霊のような妖怪になって、なりふり構わず呪詛をまきまくるんだ。ブロックしたけりゃするがいいよ。
だけど、僕は逃げも隠れもしないぞ。
この歪な種で、捻れた木を育てるんだ。