こんちは。ライフサイエンスアドバイザーのチルドです。いつも散るろぐをご覧いただき、ありがとうございます。
近ごろ、ライフサイエンスに興味がわき、独学で研究していたところ、大いなる仮説にたどり着きましたのでご報告します。
いわゆる、天啓と言いますか、素晴らしい啓示が舞い降りてきたので急遽ペンを走らせています。
体調が劇的に変化
それは突然、起こりました。今朝、目が醒めると、いつもと何か違うのです。清々しいというか、スッキリしているというか、とにかく異常に体調が良くなっていたのです。僕は、顔を洗いながら、なぜこんなに身体が軽いのだろうと、その理由を考えていました。睡眠時間はいつもと変わりませんし、仕事量にも、さほど変化はありません。強いてあげるなら、夜の営みのが減ったことくらいでしょうか。
そこで、はたと気づいたのです。
走って呼吸を整える
実は、今年からランニングを始めたのですが、その効果がとうとう現れてきたのです。はじめはすぐに足が痛くなって、歩くのと変わらない速度でした。しかし、それでも地道に続けていると、やっとそこそこのペースで走れるようになったのです。
その中で、とくに意識しなくなったのが「呼吸」でした。「呼吸を意識しない」とは、逆説的ですよね。息をしなければ死んでしまうのですから。
ところが、そこに重大な発見があったのです。
無意識の呼吸法
「フーフー吹くなら、オレのためにファンファーレでも吹いていた方がいいぞ!」、と言ったのは、ディオ・ブランドーですが、その呼吸法で窮地に追い詰められたのも、また事実です。つまり、一般人でも、ランニングで呼吸を整えると、劇的に気の流れが改善するのです。
具体的に言うと、走ったら「ぜーぜー、はぁ、はぁ」となりますよね。この呼吸の乱れに苦痛を感じて、人間は運動しなくなります。エネルギーの消費を抑えたいという意識です。
しかし、ランニングを続けていると、いつしか「はっはっ、フッフッ、はっはっ、フッフッ」となります。それが自然と出るようになってくるのです。
すると、圧倒的に体調が良くなるのですよ!
無意識を活性化する3つの要素
「お前はなにを言っているんだ?」まだ、そう思っていますよね……。ちょっと待ってください。ここからが重要なんです。耳の穴をかっぽじってください。- 気道が広がる
まず、大きな要因として、気道が広がるというのがあります。走ることで息が上がると、自然と気道が拡張しますよね。これが睡眠時無呼吸症候群を治したんじゃないかと。
睡眠時無呼吸症候群とは、寝てる間に呼吸が止まる病気です。肥満などで気道が狭くなるのが原因と考えられているんですが、それが治りそうです。
- 酸素の循環が良くなる
人間は、酸素が無いと死んでしまいますよね。そこまでは子供でも理解しているのですが、意外に軽視してしまうのが呼吸の浅さです。パソコンなどで息をつめて作業していると、どんどん呼吸が浅くなっていきます。つまり「呼吸が浅い=半分死んでいる」という公式が成り立つんですね。
呼吸については100か0で考えがちですが、30も50もあるんですよ。それが低酸素状態です。高山病もこの低酸素によって引き起こされているんです。もう、お分かりですよね。走って酸素まわしましょう。
- 動物力があがる
長年、運動せずにいると、それが習慣になってしまいます。エネルギーを消費しないので楽ですが、本能はどんどん退化していきます。つまり、運動不足で気道が狭くなり、呼吸が浅くなってしまうと、動物力が落ちてしまうのです。
そう。私たちは所詮、動物なのですよ。この世はでっかいアニマルランドなのです。そこで走らなければ、生ける屍です。リビングデッドなのですよ。
馬鹿になれ
エネルギーの消費を抑える。効率化を追求する。これらは合理的なように見えて、実は非効率なのです。要するに、体は死んだ方がラクなんです。物事はよく考えなければなりませんが、体について、無意識の領域について考えすぎると、死んだ方が省エネ、という最適解を導いてしまうのです。
近ごろよく見かける、うつや肩こり冷え性、肥満や血糖値の上昇などは、この動物力の低下が根本的な原因なのではと思います。
だって「次は息を吐こう、そして次は吸おう」とは、みなさん考えていませんよね。つまり呼吸は「本能」という無意識の領域なのです。
どうも体調がすぐれない、寝ても疲れがとれない、もう死にたい、そんなふうに感じたら、少し走ってみましょう。
そして、「もう死にたい…、死にたさある…」そんな死にたみに捕らわれたら、ぜひ走ってみてください。息を吹き返すやもしれません。
幸運を祈ります。
本日は、ライフサイエンスアドバイザー、チルドが書きました。それでは、ごきげんよう。