とうとう、あこがれの靴を手に入れました。
ビルケンシュトックの「モンタナ・オイルド・レザー」です。カラーはハバナをチョイスしました。
どうです?
この、限りなく重厚な質感。そしてユニークなフォルム。
まるで自分が、中世ヨーロッパの世界に降り立ち、ディケンズの小説「大いなる遺産」の登場人物になった気分ですよ!
ウェルカムトゥホーム
▶ビルケンシュトックが僕の部屋に
▶ちなみに価格は ¥24,840 です
▶オイルドレザーが分厚いです
▶ECCOの革靴と比べてみました
▶ボトムと合わせたら自然な印象
▶さらに詳しくはウェブで!
店員の女の子を好きになってしまった
読者のみんなには「またか」と怒られそうですが、そうなんです。店員の女の子に恋をしてしまいました。今回、僕は、ショップへ購入に行ったのですが、運命を感じました。
今度こそ本物です。
彼女は、僕の足のサイズを測ってくれたり、靴をはかせてくれたりして、まるで自分が王子様になった気分でした。
驚いたのは、靴ひもを結ぶとき、彼女は「こちらに足を乗せてくださいね、グッと踏みこんでいいですよ」と言って、自分の太もものうえに、僕の足を乗せるのです。
未使用の靴ですから、服が汚れる心配はないとはいえ、女性の太ももに足を乗せる経験は初めてだったので、びっくりしてしまいました。
それに、足の裏から、彼女の太ももの柔らかさが、やけにリアルに感じられてしまって…。僕の心拍数は急上昇して、高鳴る鼓動が周りに聞こえてしまいそうでした。靴ひもを手際よく結んでくれる指先が、とても素敵で……。
気がつくと僕は、彼女のしっとりとしてツヤツヤした髪に思わず触れていました。すると彼女は、パッと顔をあげて、髪をかきあげると、僕の胸に飛び込んできたのです。
運命の出会いって、本当にあるんですね。
すいません。後半ウソです。僕の願望と現実の境界がゴッチャになってしまいました。
本当に、とてもキュートで、笑顔の素敵な店員さんでした。親切にありがとうございます。
はき心地
ところで、肝心のはき心地なのですが、モンタナ・オイルド・レザーは、めちゃくちゃ堅いです。ボディはそれほどでもありませんが、靴底が岩のようにカチカチなのです。なので、足に自信のない方は、インソールタイプがおすすめですね。
僕は、堅いモンタナと、柔らかいインソールタイプの両方を試着したのですが、あえてモンタナを選びました。その理由は、もっと高いところを目指したかったからです。
たしかに、最初のはき心地は大事かも知れません。しかし、最初から足にあまい靴を選んでしまったら、人はそこから成長できるのでしょうか。
僕は、モンタナをはき続けることによって、オンリーワンになりたいのです。
つまり、靴から良い履き心地を与えられるのではなく、自分が靴と成長できるのか考えなさい、ということです。
軽くやわらかい靴を否定するつもりはありません。しかし、軽くやわらかい素材は、それだけ耐久性も軽く、持続性も柔らかいということなのです。
靴への愛着
今年になってから、高級ダウンジャケットやカメラなど、いろいろなアイテムを買ってみたのですが、僕は靴が好きなのかも、ということが分かってきました。靴には不思議と愛着が湧くんですよね。
好きなものは、人それぞれですが、それが僕にとっては靴だったのでしょう。これからは、靴に愛着を持つのが、ひとつのライフワークになりそうな予感がします。
ファストファッションがトレンドになっている昨今ですが、良いモノを長く使うのは、やっぱり気持ち良いですね。
みなさんも、ぜひ、自分の好きなアイテムを探してみてください。それはきっと、あなたの日常を、もっと豊かにしてくれるはずです。