先日、銀行から電話がありました。
なんだろうと思ったら「定期預金が満期になったので、ご利用の予定がなければ、ほかの運用方法を紹介したい」という話でした。
その時点で「もうそのままでいいです」と断れば良かったのですが、いつも親切にしてくれるので、「じゃあ、今度行きます」と、答えて受話器を置きました。
そのとき僕は「今は使う予定は無いので、定期預金にしたい」と、はっきり言いました。
そして、後日、銀行へ行って勧められるままに BAMワールド・ボンド&カレンシー・ファンド(1年決算型) というのを選びました。
ところが、帰ってから調べてみると、僕が今回預けたのは定期預金ではなく、投資信託だったのです。
つまり、定期預金をするつもりだったのに、投資信託を買ってしまったのです。
特別金利の定期預金
ちなみに、投資信託とは株のことです。相場が上がれば増えて、下がれば減ります。僕は、今年から、資産運用を考えはじめて、NISA口座を作りました。そして、投資信託を、NISA枠内の 120万円 だけ買ってみたんです。
そのとき、投資信託を買った金額と、同じ額の特別金利の定期預金もしました。
- 投資信託 120万円 購入 (手数料 約 2%)
- 定期預金 120万円 預入 (3ヶ月 4%)
こちらの定期預金は3ヶ月の短期で、投資信託にかかる手数料を、特別に高い金利の定期預金で、キャッシュバックしてくれるという訳です。
- 投資信託の手数料の2%(▲2.4万円)
- 定期預金の特別金利 4%(+1万円)
今回は、そのときの定期預金を振り替えましょう、というお話しだったのです。
僕がバカだった
僕のイメージしていたのは、特別金利の3ヶ月が満期になったので、普通預金するよりは、ちょっとマシな、普通の定期にすることでした。それが、いつの間にか、投資信託の追加購入にすり替わっていたのです。
理解できなかった僕がバカだった、と言えばそれまでですが、まさか、 NISA枠を使い切っているのに、投資信託を勧めらてているとは思わなかったのです。
もう、何十分も、いろいろ説明してもらった後だったので、おかしいと思いながらも、買うことにしてしまいました。
ちなみに、投資信託は、値段が毎日変わるので、一度買ってしまうと、クーリングオフできません。
なぜ、最初に「もうNISA枠を使い切ってますが、さらに投資信託を買ってみませんか?」 と、正直に言ってくれなかったのでしょう。
繰り返しますが、僕は初めに「定期預金を増やしたい」と言ったんですよ。そのつもりで、日にちを決めて窓口へ行ったんです。
そしたら、いきなり、BAMワールド・ボンド&カレンシー・ファンド(1年決算型)の数字だけ見せて、買うように誘ってきたんです。
今調べたら、定期預金も、ちゃんとしたのがあります。バースデー定期や、スーパー定期など、いろいろありました。
事前に調べとけよって、思うかも知れませんが、よく分からないから、窓口で聞こうと思ったんです。
しかも、最初は300万円入れようとしてたんです。定期預金の一種だと思って説明を聞いていたので。
ところが、手続きの最後の最後で、手数料かかりますー、と言われて、そこでやっと、投資信託のファンドを買わされてるんだって気がつきました。
あのまま 300万円 買ってたら、手数料6万円です。あわてて、半分(150万円)にしました。
あわや、手数料で6万円ゴッソリ持っていかれるところでした。
もう、誰も信じられません。
ともかく、銀行では、なにを勧められても、買わないと誓いました。バカ高い手数料を取ったあげくに、無知な客には、平気で不利な取り引きを勧めてくるんです。
銀行で騒ぎたくないので、泣き寝入りしますが、この恨みは一生忘れません。
お金に関しては、自分で勉強するしかないと痛感した出来事でした。