たまには真面目なことも書いてみる。
僕がセンシティブな話をすると「チルドがまた妖怪に憑かれた」なんて、みんな言うけどそうじゃない。
だって、世の中は複雑なことばかりなんだ。僕は高卒だから、ときどき間違ったことを言ってしまう。だけど、女性を蔑視したり、誰かを批判する気はないから、落ちついて聞いてほしい。
モテない男性
世の中にはモテない男性がいる。容姿がイマイチだったり、服装がダサかったり、低所得だったり、仕事ができなかったり、あるいは妙にオドオドしていたり、そんなの数え上げたらきりがない。
そんなふうに、誰かと比べて劣っていると、男性はみんな臆病になってしまう。自己評価が低くなってしまう。女性に対して積極的になれないのは、そんな比較に負い目を感じているんだよ。
その証拠に、世にあふれるナンパ指南書には、たいてい女性を軽視して精神的に優位に立てと教えている。自信がある振りをしろって必ず書かれている。
好きになる下心
そんな臆病でモテない男性でも、ときには勇気を出して女性にアプローチすることがある。その動機には2種類あって、ひとつは純粋にとても好きになってしまうこと。そしてもうひとつは、もしかしてこの人なら自分にもチャンスがあるんじゃないかという下心だよ。
とても好きになってしまうのは、ホントにモテる女の子だと思うよ。だけど、問題は後者の下心にあったりする。
例えば、パッとしないおじさんがいるよね。唯一のアッピールは安定した収入があるところで、でも、その程度のアドバンテージでは、待っていても女性は寄ってこない。そんな男性が唯一アプローチできるのは、とても貧乏そうな女の子なんだ。
その心理は、なんとなくわかるよね。
その他にも下心ポイントはいっぱいあって、女の子の容姿であったり、職種であったり、自己評価の低さであったり。パッとしないおじさんは、そんなわずかなプラスにアイデンティティを見出している。
モテの構図
ここまで話せば、僕がなにを言わんとしているか、大方の察しはつくと思う。
つまり、変に言い寄られる女性って、見下されてるんじゃないかな。パッとしないおじさんと同レベルか、それ以下に見られてるってことなんだよ。
それは、貧乏そう、軽そう、頭悪そう、ゆるそうなど、この子ならチャンスありと踏んだ、ゆがんだ優越感の産物なのかもしれない。
モテの悲劇
僕は、女性のモテとワンチャンは紙一重だと思う。
たまにナンパされたことや、なれなれしくされたことを、なにげにしゃべっている女の子がいるけど、あれは自分が安く見られてることに気がついていないのかも(かわいそうに…)。
ときには、髪型とか洋服をわざと野暮ったくして親近感を演出するなんてのもある。「男が寄ってくる=モテ」だとしたら、たしかにそうなのだけど、お金持ちなのに貧乏なフリをして共感を得るような、あざとい政治家のようで、ちょっとモヤモヤする。
まとめ
そろそろ、終わるよ。難しいことを書いていたら疲れてしまった。まとめると、本当に素敵な女性と、チャンスありと思われちゃう女性は違うってことなんだ。みんなの周りに、それをモテと勘違いしちゃってる子はいない?
もしも知っていたら、指摘してあげた方がいいよ。指摘してもムダとか、自分に陶酔しちゃってるから無理とか、そんなの冷たいよ。
雪山で遭難して、今にも凍死しそうなひとを揺すぶるように、肩をガクガクしてやらないと。「寝ちゃダメだー、起きろー」ってな感じに。ははは。
とりあえず、そんなところ。
それじゃあね。