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アムウェイで挫折した思い出

こんちは。ライターのチルドです。

最近、とんと聞かなくなった「アムウェイ」まだあるんでしょうか。

今回は、18歳のころ出会ったアムウェイについて、お話していきます。

キッカケは、同じ中学校出身の年上の知人からでした。知人と呼べるほど、関わっていなかったのですが、彼は今まで会った人のなかでも、ずば抜けて最高にフレンドリーでした。

そのころの僕は、高校を卒業して家でゴロゴロしていました。愚かな僕は、高校を卒業したら、次はエスカレーター式に就職できると思っていたのです。一応、数社の採用面接を受けたのですが、すべて落ちました。そして自然とすることが無くなったのです。

そのとき、僕のところにアムウェイはやって来ました。

はじめに彼から「夢は?」と問われ、僕は「オーストラリアにいきたい」とうちあけます。オーストラリアには、ゴールドコーストという街があり、そこへ行けば無限にお金が手にはいる、そんなイメージがあったのです。

彼は言いました。ゴールドコーストにいける、必ず行けると。「アムウェイをやればね」

「あむうぇい…?」

はじめて聞く単語を復唱した僕に、彼は言いました。

「そうだ、アムウェイだ。アムウェイをやってダイレクトディストリビューターになれば、オーストラリアでもロンドンでも、ニューヨークにだっていける」

「ゴールドコーストは?」

「もちろんだよ。いつだっていける。自由になれるからね」

「夢」だろ?

ゴールドコーストに行くのがお前の「夢」なんだろ?

実現しよう。アムウェイと一緒に自由を手に入れよう。

「ゴールドコーストは、僕の夢…」

そうだ。夢なんだよ。ドリームだ。そして、それを実現するのが、アムウェイだ。自由になろう。やるだろ?

自由を掴みにいこう。

熱く語る彼に、僕は無邪気に聞きました。

「どうすればいいの?」

よし。じゃあ、説明するから、よく聞いてろ。まずは、これを見るんだ。

こうやって、彼は、アムウェイの分厚い冊子を広げて、いかにして、ダイレクトディストリビューターにお金が流れてくるか、そして、それにともなう不労所得の仕組みについて、僕にレクチャーしてくれたのです。

それは、聞けば聞くほど、理にかなっているように思えました。

そうだ、僕は、ゴールドコーストへ行く。必ずいく。なぜなら、それが夢だから。アムウェイとゴールドコースト、そして僕の不労所得と自由な未来が渾然一体となり、異常な興奮に包まれたのを、今でもハッキリ覚えています。

そして、アムウェイが掲げる理念こそ、真に正しいビジネスだと確信しました。既存の日本的雇用システムでは、努力は報われない。いくら僕ががんばっても、一生不自由で貧しいまま。

だけど、アムウェイはちがう。アムウェイは、がんばったら、がんばった分だけ、報われる。夢、そして自由を実現する仲間たちとともに…。

僕は、光り輝くダイヤモンドアンバサダー、プラチナアンバサダーの写真が載った冊子をもらいました。こんなに大勢の仲間がいる。まずは、ダイレクトディストリビューターだ。

僕にもできる。

僕の学生時代、これほど希望に満ちた瞬間は、後にも先にもありませんでした。そして僕は、アムウェイの冊子を抱いたまま、幸せな眠りについたのです。