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こんちは。ライターのチルドです。
僕が服装を気にしはじめたのは32歳のころだった。キッカケはバスで通勤するようになったこと。
通勤してる大勢の人を見ていたら「なんか、僕ってダサくない?」って思い始めた。人の目が急に気になったんだよ。
ユニクロに通い始める
当時の稼ぎは手取りで15万くらいだった。家にお金を入れても10万は自由に使えたけど、服にお金をかける文化がなかったから、とりあえずユニクロへ行った。
7〜8年前のユニクロは、ウルトラライトダウンとかスリムフィットなんてのが流行っていた。そこでいろいろ買ってみて、やっと僕も人並みの格好を出来るようになった。
ダサいポイント
僕の服装のダサさは、どこでも言われてるようにサイズ感だった。なぜか大きめのゆるゆるを選んでしまうんだよ。
その点、ユニクロは身体のラインをキレイに見せるコンセプトだったのが幸いした。自分が服装に興味を持ったときユニクロがあったのはラッキーだった。
たまにタンスから古い服が出てくるけど「こんなの着てたのか…」って、ゾッとすることがある。昔は基本的にゆるゆる。ともかくゆるい服ばかり着ていた。
なぜゆるゆるなのか
これは非常に根深い問題なのだけれど、貧乏な家庭になるほどゆるゆるな服装になってしまう。
子供はすぐに成長するから服のサイズが合わなくなって着られなくなる。すると貧しい家庭では子供服はつねにワンサイズ大きいものを買うことになる。
つまり貧しい家庭に生まれた人は、その成長が止まるまでゆるゆるの服で過ごすことになってしまう。それを急にジャストサイズにすると動きにくくて窮屈だと感じてしまうんだ。
その結果、よっぽど気をつけていないと、一生ゆるゆるの罠にハマってしまう。ゆるゆるがゆるゆるを生むという負の連鎖が起こってしまうんだ。
貧乏女子
一方で女子は貧しくても救われる。なぜなら、年頃になってピッタリした服を着ていれば周りの評価が変わることに気がつくから。
ちょっとおっぱいが大きい子なら、大人の男性が急に親切になったりするし、一緒にいる友達と明らかな差別を受けたりすることによっても気が付きやすい。
女の子は嫌でも服装に興味を持つようになって、自然とゆるゆるから脱却していく。
適当なアドバイス
いまさらなんだけど、服はぜんぶ自分のからだにぴったりのほうがダサくない。
雑誌なんか見ても、けっこう特殊な体形の人が多い。足が短かったりヒョロのガリだったり。身体的なコンプレックスから、服装に興味を持ってオシャレになったんじゃないかなと推測したりする。
つまり、どんな体形でもサイズが合ってさえいれば極端にダサくなったりしない。そこからは工夫次第でどうにでもなるんじゃないかな。
似合う形と色
あまり書かれていないけれど、人にはそれぞれ雰囲気があって、似合うカラーがある。まったく同じデザインでも、色が違うだけで似合って見えたり、すごく変に見えたりする。
たて縞とよこ縞でもちがう。僕は細いたて縞じゃないと変に見える。よこ縞を着るとサバンナって感じ。悲しいけどシマウマに見えてしまうんだよね。
形も同じく、似たような細身のズボンでも足の出口が細いのとか広いのがある。これは、どっちがカッコいいというより、どっちが自分に合うかってことになる。
こればっかりは、なん種類もはいて(買って)みるしかない。20本くらい着回してみてやっと分かった気がする。
これも1本3000円で買えるユニクロのおかげかな。ジーンズが1本7000〜1万だったら一生ゆるゆるを身につけていたかもしれない。
まとめ
センスのない僕は、オシャレとか言われても結局のところ分からないのが本音だよ。それに自分が気に入っていれば、他人からどう見られても構わないって人は、服装とか気にしない方がスッキリすると思う。
僕はたまたま興味を持つキッカケがあって、極端なダサさから抜け出すことができた。そして、ゆるゆるの怖さも知った。
洋服屋さんも商売だから、良い服と売れる服が違うのは意識していると思う。とくに低価格帯はゆるゆるの連鎖から生まれたゆるゆる信仰があった。
そこにあえて売れにくいジャストフィットを持ってきた柳井はすごい。 僕は貧乏のゆるゆる連鎖を断ち切ったその功績によって、ユニクロを高く評価している。
んじゃ、またね。