ちるろぐ

ここが僕のアナザースカイ

感情的に恋人と別れたくなったとき考えること



もうこんな人とは一緒にいられない…ッ!

そんなときって、誰しもありますよね。

落ち着いてください。僕にもときどきありますから。僕と彼女とは付き合い始めてかれこれ20年になります。諸般の事情から籍は入れていないのですが、一般的に見れば「事実婚」なんて言うのかもしれませんね。


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photo by priscila_tonon

壮絶な言い争い

そんな仲良しな2人ですが、やっぱりケンカをしてしまいます。原因はたいていお互いが過去に妥協していることです。

恋人や夫婦って、どんなに相性が良くても、理解できない部分、納得できないところがあるものです。これは、もともと性別という大きな差があるのですから、当然のことなんですよね。

ケンカの原因は人それぞれ。本人同士でなければ分かりません。本人にしか分からない感情もありますから「どちらが正しいと思いますか?」なんて、インターネットで質問するのはやめましょう。

つき合うメリットは無い?

付き合う相手を選ぶとき、女性なら資産や収入、男性なら性的魅力なんてところも考慮すると思います。ですが、完全な打算で付き合っているひとはいないと思います。

打算ではなく別れを決断をするとき。それは結局、感情なんです。いろいろ理由があるとしても、それは、感情に理屈を後からつけて自分の正しさを自分自身に納得させようとしているんですね。

自分には別れる正当な理由がある。一時的な感情じゃない。しかしそれは間違いかも知れません。頭の良いひとほど陥りがちな誤解かも知れませんよ。

最悪のストーリーを想像してみる

僕が別れるとき、というか、人との縁を切ろうとしたとき、いつも考えることがあります。

僕は、感情的になって相手のわるいところを全部ぶちまけます。もしくは冷静になって淡々とその理由を伝えます。それを聞いた相手は家を飛び出してしまいました。そして車にはねられ二度と帰らぬ人となってしまったのです。

…どうです?

ちょっと後味わるいですよね。

左右を確認せずに車道に飛び出してしまうなんて、やっぱりあの人は愚かだった。そう思えたら縁を切って正解でしょう。

しかし、それを言い出したら誰とも別れられない。そう思いますよね。その通りです。ですがこれ、自分が感情的になったとき一番忘れてしまっていることなんです。相手もひとりの人間です。いつかは必ず失われてしまう儚い存在なんですよ。

決断のとき

あなたが「別れ」という大きな決断をするとき、そこにはさまざまな理由があると思います。そして、すっぱり別れたら相手も新しい人生を歩んでくれる。そう願っていると思います。

ですが、そのときにちょっとだけ「その人が失われたあとの世界」を想像してみてください。それでも許せませんか? 気持ちは変わらない?

感情ってひとにとって原始的な部分です。それは単純で愚かですが、それゆえに強い力を持っています。

あなたがこの大海で揺れるとき、しっかりつなぎ留めてくれるのは誰ですか?

その心の錨はどこにありますか?

最後に

人って感情的になればなるほど、その感情を正当化する理由を探してしまいます。人間ですからそれが当然ですよね。

しかし、パートナーに求めるものって、実は原始的なものです。逆説的ですが、いくら好条件な相手であっても、感情的な部分が離れていたら、いつまでたっても心の乾きは満たされません。そんなときは、別れてしまった方が正解でしょう。

いつも適当なことを書いている僕ですが、ちょっとは見直してもらえましたよね。僕はなんでも知っています。

この記事を読んだあなたの人生が、劇的にハッピーになることを、心から願っています。



んじゃ、またね。