ちるろぐ

ここが僕のアナザースカイ

海外旅行には行きたくない

こんちは。ライターのチルドです。

じつは僕、パスポート持ってないんですよ。それは失効したわけでも、断捨離したわけでもなくて、そもそも作ったことがないんです。

正直なところ、海外旅行って行きたいと思いません。こんなふうに言うと、つまらない人間だと思われるでしょうけど、本当に行ってみたいと思わないのです。

海外旅行ってそんなに楽しいの…?


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photo by kiralaktionov

現実逃避

ひとはなぜ海外へ行くのでしょう。もっと言えばなぜ旅に出るのでしょう。

僕はこれ、現実逃避だと思うんですよ。古くは失恋旅行なんてのもありましたし、日常で満たされない欲求を、物理的に動かして忘れ去るというかね。

それには、より遠くへ行く必要があるわけで、その末路が海外なのかなって思います。みんなそれほど嫌な日常を抱えながら生活しているんですよ。なんか気の毒です。

偽りの感動

ときどき現地の人達との交流を、さも特別な出会いであるように語る方っていますよね。一緒にビール飲んだりして、言葉の壁を超えた魂の交流!みたいなのです。

でも、結局、帰ってくるじゃないですか。そんなに最高なら、そこに永住すればいいのに。これはね、旅行者はうすうす知ってるんですよ。じっさいにその土地に住んで暮らしたら、この連中もなんのことはない普通の人間だってことをね。

お互いにあと腐れのない飲みだから羽目を外しているんでしょう。しょせんワンナイトパーティーですよ。僕はたとえ一瞬楽しめても、そんな交流は苦手ですね。

冒険の旅

冒険って意味で海外へ行くのは理解してるつもりです。見たことのない景色、知らない土地を旅する。旅行ってそれが本来の目的ですもんね。

だけど、未踏の地ってもう残ってないじゃないですか。写真も映像もあるし、町並みですらグーグルが丸裸にしてしまいましたよね。見たことないのはただの情弱です。わざわざ行く意味あるのかな。

そうは言っても、じっさいに見て感じたい気持ちは僕にもありますよ。でも、病気が心配ですね。万が一、病気になったとき、そこが途上国であればあるほどリスクは増します。

歪んだ優越感

海外旅行ってカンタンに憧れられるじゃないですか。貧乏だとお金も時間もありませんから、海外旅行なんて行けません。

私には海外へ旅行に行けるほどお金も余裕もある─。そんなちっぽけな優越感を得たいがために、わざわざ海外へ行ってるんですよ。

女性はこのパターンが多いですよ。あゝ、嘆かわしい!

理想の海外旅行

じゃあ、僕が一生、海外旅行に行かないかと言うと、そうではありません。お金も時間もあるから、行こうと思えば余裕で行けるんですよ。

じつは僕の彼女はちょっと足が不自由で、自由に歩き回れないってのがあります。いろいと言いましたけど、それが海外旅行へ行きたくない、というか、行けない理由なんです。

海外旅行へ憧れる人に、一番欠けている視点は、誰と行くかってところですね。旅行って誰と行くかで充実度の8割は決まってしまうんですよ。

バックパッカーは別ですよ。ひとりですからね。好きなところに、自由に行ってください。僕もたまには、好きなところにひとりで行きたいんですが、彼女を置いて呑気にひとり旅ってのはどうも気が引けて…。

海外旅行、いつか行ってみたいものです。

いつでも自由に行ける人は良いですね。ちょっと嫉妬してしまいます。




んじゃ、またね。




今週のお題「海外旅行」