恋をしてる。
名前は咲良ちゃん(仮名)
もう、寝ても覚めても咲良ちゃん。
あぁ、咲良ちゃん…
あまりにも可愛いから、ソフトクリームを買ってあげたくなって、ソフトクリーム食べる?
って聞いたら、「食べたいかも」だって!
食べたい、かも。
さっそく買ってあげた。もちろん自分のぶんも。僕もソフトクリーム、好きなんだよね。
でも、彼女は高校生。やっぱ高校生はダメかぁ。
好きになってしまった。
名前は、高橋さん(仮名)
僕とおない年の42歳。いろいろ話していたら、同じ中学校に通っていたんだって!
もしかして、運命!?
シングルマザーだけど、スタイルが抜群。
太ったなんていうけど、ぜんぜんそんなことないよ。すごいよ。あの谷間に顔を埋めてみたい。
そんな感じで、次々と恋をしてしまう。
そもそも、女の子と知り合う機会が少ないから、話しをするだけで、好きになってしまうんだよ。
こんな話しをすると、人は「安っぽい恋だね」なんて、僕のことを馬鹿にするんだろう。
でも、それは、強者の驕りだよ。
数ある選択肢のなかから、一山いくらで値踏みして、つまらない男だと切り捨てる。いつでも手に入れる余裕があるから、話しかけてくる異性なんて、石ころ同然の扱いで、笑うのも馬鹿らしい。
そうやって、人をヒトとも思わない、冷酷な感情で切り捨てられるんだよ。
そんな連中に、僕を笑う権利はないんだ。