いじめられっ子の特徴

こんちは。ライターのチルドです。

「広告は偏差値40にも伝わるように作らないといけない」という、某大手広告会社の、ありがたいお言葉を聞いて、そういえば僕の偏差値は37だったなぁ、と、学生時代を懐かしく思い出しておりました。

そんな僕が通っていた高校は、地域でも底辺の子がいっぱい集まっていました。当然、イジメなんかも日常茶飯事でして、僕もよく目にする機会がありました。

そこで今回は、僕の見た、いじめられっ子の特徴について、お話ししようと思います。

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3日で消えたA君

まず、はじめに紹介したいのが、学校を3日で辞めてしまったA君です。このケースは、いじめとはちょっと違うのですが、共通する特徴があるのでチョイスしてみました。

うちらの高校は、私立なので、安くない入学金がかかるんですね。100万まではいかないものの、入学金、授業料、制服、教材費、もろもろで数十万はかかってしまいます。それが3日で溶けてしまうなんて、ちょっと切ないです。

そんなA君ですが、出席番号が近かったので、入学式から、割りと様子を見る機会がありました。クラスの他の人は、まったく記憶にないと言っていました。3日ですから、それも致し方ないのですが…。

入学式が終わって、教室にもどると、A君はもうすでに絶望的な様子でした。席につき、周りをキョロキョロすると机に突っぷし、また顔をあげてキョロキョロしては机に突っぷす、という動作を繰り返していました。

僕は「この子、大丈夫かな…」と思っていたら、案の上、秒速で消えてしまいました。

ここからは僕の憶測なのですが、A君はそもそもこの学校へ入学したくなかったようでした。男子校で偏差値も底辺、周りはエリートばかり。そんなところに来てしまったA君は、もう絶望しかなかったのでしょう。

しかし、高校は卒業しなきゃダメ、という親の意向で、半ば強制的に入学させられてしまったようです。悲劇です。

ともかく、学校でも会社でも、本人がそのコミュニティを忌避していたら、いろいろ無理なのかなぁと。

この後に紹介する2人も、根本的には同じでした。


イジられやすいBにゃん

いじめられっ子の特徴として、外見や容姿というのは、割りと大きな要素なのかも知れません。

そっちのケースに当てはまるのが「Bにゃん」でした。僕は、個人的にBにゃんを気に入っていましたが、Bにゃんは、すぐにイジりのターゲットになってしまいました。

体型がぽっちゃりタイプで、鼻に特徴があったのです。

それから、意思表示が曖昧で、とりあえず「うん」と言ってしまう傾向がありました。なので、遊びに誘われると、行きたくなくても、その場しのぎで小手先の返事をしてしまいます。それで結局行かなかったりします。


すると、相手は、約束を破られたと思い、悪い雰囲気になってしまうんですね。それが何度か続くと、罰金を払え、という感じになり、イジりからイジメに発展してしまいました。

生徒のあいだでは、Bにゃん、遊べない(遊びたくない)なら断らなきゃ、という認識はあったのですが、約束する、来ない、罰金を払って解決する、というフローが状態化してしまい、明るみになったときには、すでに手遅れでした。

ともかくBにゃんは、小手先の対応でその場をしのぎ、さらに問題を大きくしてしまう、という傾向にありました。

そして、第三者から見ると、被害者Bにゃんは、無理やり呼び出され、逃げて罰金という恐喝を受けていた、ということになってしまったのです。

ちなみにBにゃんの在学期間は1年でした。


イキがるM澤

最後は、M澤です。こちらは、完全にいじめ状態になってしまい、あと半年で卒業(2年の夏休み明け)というところで辞めてしまいました。惜しいです。

M澤は、入学したてのころは元気が良かったのですが、徐々にメッキが剥がれてしまいます。

彼は、なにかと自分を大きく見せようとしてしまうんですね。景気よく絡んで行くのですが、逆に反撃されたり、そもそも相手を間違えて返り討ちにあったり、ということが、多々ありました。

おまけに、率先してBにゃんを痛めつけていた人物でもありました。

そしてBにゃんが辞めた辺りから、だんだんM澤がイジメられるようになってしまいます。もともと気の弱いタイプであったらしく、それを隠すために、虚勢をはっていたようです。

消えるまえの半年は、下僕のようにヘコヘコしてしまって、見るに耐えませんでした。


6つの特徴

僕の見てきた範囲内ではありますが、イジメと言えば、だいたいこんな感じでした。

要素を個別にまとめると以下の6つになります。

① コミュニティに否定的である
② 見た目や容姿に特徴がある
③ 約束を反故にしてしまう
④ 小手先の対応をしてしまう
⑤ 不自然な虚勢をはってしまう
⑥ イジメに加担してしまう

まず、①についてですが、本人の中に、ここは自分には合っていない、所属すべき場所ではない、というような意識があったように思います。コミュニティの雰囲気に同調できないのは、リスクが高いですね…。

②は、難しいところです。特徴的な容姿は、やはりイジられやすく、それからイジメにも繋がりやすいです。

③については、人間関係のもつれですね。約束などは当人同士のモノなので、他者には分かりかねますが、親のサポートが大切かも知れません。

④も③と同じく、対人スキルになります。③で起こったトラブルを小手先で対応すると、余計に溝が深まってしまうのかもです。

⑤、⑥については、ワンセットで考えていいですね。自分がイジメられないために、イジメを見過ごす、加担してしまう、というケースです。


最後に

僕がイジメについて考えるとき、いつも①が重要なのかな、と感じます。

なぜなら、僕が例に上げた3名に共通していたのは、居場所に対する違和感をずっと持っていたように思えるからです。はじめから馴染めていない感じがしました。

逃げるは恥だが役に立つ、ではありませんが、子供にとって、逃げられる範囲はとても小さいです。その結果、追い詰められてしまう、ということも往々にしてあるんですね。

そこはやはり、大人のサポートが必要だと思います。選択肢はひとつではなく、幾つもある、という事実を示してあげるのが、大人の役割りではないでしょうか。

上記した3名も、学校は辞めてしまいましたが、まだ、どこかで元気にやっていると信じています。

僕は、子供のイジメを無くす、という人が嫌いです。大人が毎日、罪を犯しているのに、子供のイジメが、無くなるわけがありません。

もっと現実を見て、子供に選択肢を示してあげる、子供の居場所を作ってあげる。それが、僕たちに残された、唯一の解決方法だと思っています。



お読みいただき、ありがとうございました