読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

散るろぐ

千載具眼の徒を待つ

社会に出て、うまく行く人といかない人がいる理由

仕事

もう、就活終わったかな。もしかして卒業旅行とか行ったりする時期?

よく分からないけど、あと二ヶ月もすれば、みんな新しいスーツに袖を通して、社会に出て行くんだよね。

こっちは社会人になって20年。思えば挫折と敗北の連続だった。いろんな会社を転々としたよ。だけど、その過程で、ある法則を見つけたから、今日はその話をするよ。

(この記事は3分で読めます)

f:id:cild:20170126091343j:plain

評価方法の変化

僕が、社会人になって、2つの大きな間違いに気がついたのは、ごく最近なんだよ。

それは、社会人になると人の評価は、学力(努力)からお金に変わるってことなんだ。

学校ならテストの点が良ければいいよね。単純にみれば、偏差値さえ高ければ一番になれる。そして、それは、自分の努力に比例する。

その法則がそのまま通用するなら、勉強で一番になる人が、一番偉くなくなるハズだけど、そうはならない。なぜだろうね…。

そのカラクリを解くには、まず、お金の仕組みと組織(会社)について理解しなきゃならない。


組織は価値を捻じ曲げる

まず、お金について、分かりやすいのに株がある。仮に1株1000円の株があったとして、それが2000円に値上がりしたとする。

価値が2倍になった。やったね。

これを1株持っていれば1000円儲かる。沢山持っていればもっと儲かる。でも、この株を1万株持ってる大株主も、1株しか持っていない個人も、評価は同じ。どちらも平等に2倍の恩恵を受けることができる。

ところが、このお金(価値)が、組織に入ってしまうとルールが変わってくる。例えば会社には値段がある。「時価評価」と呼ばれる会社の値打ちを評価する基準だよ。

これが、例えば1000から2000に上がったとするよね。

前述した株の仕組みからすると、会社の価値が2倍になれば、社長の給料も100万から200万へ大幅アップする。部長は50万から100万へ、社員だって20万なら40万へアップする。

ところが、会社は(組織は)そうならない。組織はそんな公平性など、容易に捻じ曲げられる。内部留保やら、なんやらかんやらと理由をつけて、儲かっても平等に分けなくてもいいんだよ。

つまり会社(組織)は、お金の絶対的な数値を、よく分からない印象や、抽象的な貢献度、将来の不安などの理由をつけて、人為的に捻じ曲げて、取り分を変えられるってことなんだ。


組織の成り立ち

僕はむかし、漁船に乗っていたことがある。

漁師というのは、船に乗って魚を取ってくるんだけど、それをお金に変えるには、魚を釣る(生産)、買ってくれる人を探す(配送)、売ってお金をもらう(販売)、というプロセスが必要だよね。でもそれを一人でやるのは、とても効率が悪い。

自分ですべてやろうとすると、船、車、店舗が必要になってしまい、これじゃ、やることが多すぎて手が回らないし、初期投資を回収するのも大変になってしまう。

そこで、それを分担して、効率化しないといけない。それが会社。組織ってやつなんだ。

しかし、前述したように、組織はお金を平等に分配できない。それを誰も指摘しないのは、自分もその組織の構成員だからなんだ。


お金(評価)は奪うもの

このまえ、日本でも指折りの大企業の役員が「オレはこれまで6人潰してきた」と言ったとか、言わないとか。

真偽はともかく、僕はこの言葉がすべてを物語っていると思う。要するにパワハラだけど、勝てば官軍なんだ。

お金で回る世界で出世(成功)するというのは、自分を高めるだけじゃ勝てない。自分を高めつつ、同時に他者から奪っていかなければならない。

違和感があるかもしれないけど、資本主義社会では、他者から奪うのは、ごく自然な営みなんだよ。

ところが、現在の教育では、他者から奪うことを禁じている。そして評価は学力(努力)という自己完結に頼っている。

これが歪みの原因なんだ。

なぜなら、素直な子は他者から奪うことができないし、学力という努力信仰から抜け出せない。

すると、奪うことに長けた人間に奪われ続けてしまう。ブラック企業はそれを利用している。出来ないのは努力の足りない自分のせいだと錯覚させてしまう。

お金が評価軸になる世界では、他者から奪うのは避けられないこと、自分で解決しようとすると、永遠に収奪され続けてしまうこと。学生のみんなは、就職する前に、まず、この2つを理解しとかなきゃならない。

これが社会の厳しさってやつなんだ。

それが嫌なら、漁師(生産者)でありながら、自分で売るところまで、ひとりで効率よくする方法を考えなきゃならない。今ならインターネットがあるから、やれば出来なくもない。しかし個人が組織力にどこまで対抗できるかな…。

その自信が無かったり、もっと確実にお金を獲りにいくなら、組織に入るしかない。それが会社であり、会社で働くということなんだよ。

つまり、君も他者から富を収奪するハンターになるってことなんだ。


まとめ

陳腐な例え話を、長々と書いてしまって申し訳ない。でも、いつか書きたいと思っていたテーマだから、形にできて良かったと思う。

繰り返すけど、お金は努力して稼ぐものではなく他者から奪うもの。

この前提を理解していないと、結果が出ないのは自分のせい、努力が足りない自分のせいみたいな、心の病になったり、巧妙なパワハラにハマって潰されたり(辞めさせられたり)してしまう。

ひどいと思うかも知れないけど、組織やお金というものは、そうゆう仕組みなんだよ。

でも逆に、この仕組みを理解していれば、対処法も分かってくる。

君の数値が高まってきたら、潰そうとするハンターがやってくる。奪おうとするハンターが現れる。君の時間や、労働力を盜もうとするハンターも現れる。

人生はハンターハンターだ。


諸君の健闘を祈る。