ちるろぐ

ここが僕のアナザースカイ

アムウェイで挫折した思い出

こんちは。ライターのチルドです。

最近、とんと聞かなくなりましたがアムウェイって、まだあるんでしょうか。

今回は、僕が18歳のころ出会ったアムウェイについて、お話しようと思います。

キッカケは、同じ中学校出身の、年上の知人からでした。知人と呼べるほど、関わっていなかった気もしたのですが、彼は最高にフレンドリーでした。

そのころの僕は、高校を卒業したばかりで、家でゴロゴロしていました。学校を卒業したらエスカレーター式に就職できると思っていたのですが、採用面接にすべてスベったため、自然とすることが無くなったのです。

そのとき、アムウェイがやって来ました。

彼に「夢は?」と問われ、僕は「オーストラリアにいきたい」とうちあけます。オーストラリアのゴールドコーストへいけば、無限にお金が手にはいるイメージがあったのです。

彼はいいました。アムウェイをやればオーストラリアにいけると。

僕は繰りかえします「あむうぇい…?」

そうだ、アムウェイだ。アムウェイのダイレクトディストリビューターになれば、オーストラリアでもシドニーでも、ニュージーランドにだっていける。

「ゴールドコーストは?」

もちろんだブラザー。何度だっていける。なんなら永住したって構わない。

「夢」だろ?

ゴールドコーストに行くのが「夢」なんだろ?

実現しよう。アムウェイと一緒に「夢」を叶えよう。

「ゴールドコーストは僕の夢…」

そうだブラザー。夢なんだよ。ドリームだ。そして、それを実現するのが、アムウェイだ。やろう。やるだろ?

ドリームを掴みにいこう。

「どうすればいいの?」

よし。じゃあ、初めから説明するから、よく聞いてろ。まずは、この図を見るんだ。

こうやって、彼は、アムウェイの分厚い冊子を広げて、いかにして、ダイレクトディストリビューターにお金が流れてくるか、そして、それにともなう不労所得の仕組みについて、僕にレクチャーしてくれたのです。

僕は、ゴールドコーストへいく。必ずいく。なぜならそれが夢だから。アムウェイとゴールドコースト、そして僕の不労所得が渾然一体となり、異常な興奮に包まれたのを、今でもハッキリと覚えています。

そして、アムウェイが掲げる理念こそ、真に正しいビジネスだと確信しました。既存の日本的雇用システムは努力が報われない。いくら僕ががんばっても、一生貧しいままです。

だけど、アムウェイはちがう。アムウェイは、がんばったら、がんばった分だけ、目に見えるカタチで報われます。夢を実現する仲間とともに…。

僕は、光り輝くダイヤモンドアンバサダー、プラチナアンバサダーの写真が載った冊子をもらいました。こんなに大勢の仲間がいる。僕にもきっとできる。

僕の人生で、これほど希望に満ちた瞬間は、後にも先にもありませんでした。そして僕は、アムウェイの冊子を抱いたまま、幸せな眠りについたのです。