ちるろぐ

ここが僕のアナザースカイ

実家暮らしのコツ

こんちは。実家暮らし歴40年のチルドです。

僕が実家で暮らし始めたのは0歳のときでした。あれから40年…幾多の困難を乗り越えて今日まで歩んで参りました。

賢明な読者のなかには、実家暮らしにネガティブなイメージをお持ちの方も、あるいは、いらっしゃるかもしれませんね。

甘え、怠惰、弱さ、粗大ゴミ、生活力のないカス…。

ときとして僕は、そんな表現の暴力にさらされてきました。

しかし、それは誤解です。実家暮らしはそんなに甘い物ではありません。

本日は、そんな僕の苦難の旅と、40年の月日で培った実家暮らしのノウハウを、すべてお伝えします。

このノウハウは、現在、一人暮らしをされているかた。そして、これから一人暮らしを始めようと思っている方々の参考にもなると確信しています。宜しければ、お付き合いくださいませ。


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実家暮らしのメリット・デメリット

世間的には、ネガティブなイメージで語られる実家ですが、まずは明るい側面に目を向けてみましょう。実家暮らしと言えばまずお金です。最大のメリットは、やはりコストパフォーマンスが最強ということです。

たとえば僕が一人暮らしをしたとします。そこで発生するコストは以下のような物が想定されます。

項目金額(円)
家賃40,000
共益費6,000
水道光熱費8,000
NHK受信料2,520
合計56,520


けっこうかかりますね…。


ですがこれ、実家暮らしでは0円です。

おっと。僕は毎月、3万円を入れているので、タダめし喰らいとは呼ばせませんよ。3万円です。3万円を支払っています。

しかし、それでも差し引き 26,520円のプラスになっています。消費税なんかを考慮すると、実に 30,000万円オーバーの利益を得ていることになりますね。

さらに、電気・ガス・水道、すべて使い放題になります。クーラーもキンキンに効かせられますし、トイレットペーパーや洗剤、石鹸などの消耗品もあらかた自由に使えます。これらは 3万円に含まれているのでね。ククク。

実家暮らしを妨げる3大障壁

さて、実家暮らしのメリットは、ご理解頂けたと思います。しかし、これほどコストパフォーマンスに優れているにも関わらず、人はなぜ実家を捨ててしまうのでしょう?

その要因はさまざまですが、僕が当ててみます。

  • 親がウザい
  • 世間体がわるい
  • 自由が欲しい(独立したい)

これが実家暮らしを妨げる3大障壁です。

どうです?

ズバリでしょう?

わかりますよ。僕だって、親に感謝はあるものの、たまにウザいと感じてしまいます。人間ですからね。世間体も、世間体というよりは、なぜか周りが甘えてるように言ってきます。自由が欲しいも似たようなモンです。

実はこれ、突き詰めると、すべて同居人とのコミニュケーションの問題なんです。つまりみなさんが実家暮らしを放棄してしまう原因は、人間同士の摩擦によるものなのです。

他者を受け入れられない心。いくら科学技術が発展しても我々は人間なのです。感情はときとして理屈を凌駕します。悲しいですがそれが現実です。



次に、その解決法をご案内します。

実家を「宿」として使い倒す

実家暮らし40年。その歳月で僕の学んだコミニュケーションの解決法は、たった1つです。

それは、滞在時間を減らすことです。

実家は、お風呂に入って寝るだけの場所と割り切ることです。

あなたが勤めに出ているならば、会社が終わっても直接家に帰らないことです。友人や恋人と過ごしたり、スポーツジムで汗を流すのも良いでしょう。とにかく夜10時まえには家に帰りません。

また、食事は自分でなんとかします。手間をかけるとタダ飯喰らいのレッテルを貼られてしまいますからね。さらに、同じ食卓につくと「これからどうするんだ」というよな気まずい話題になりやすい。

家族だけでなく人間という生き物は、対人トラブルが起こると、必ず相手の弱点を突いてきます。食事をともにしないことで、弱みを見せない。同時に気まずい話題のリスクも回避できます。

僕は自分のことは自分でやります。洗濯などは家人が出払った隙にコソっとしてしまいます。

「ずいぶん不自由な暮らしだな」と、そう思われますよね。そうなんです。実家暮らしは、その圧倒的なコストパフォーマンスの代償をキチンと支払っているのです。

全国の実家暮らしのみなさん。胸を張ってください。実家暮らしは決して楽な道ではないのです。

僕らは戦っています。一人じゃない。あなたの実家暮らしを応援する人がここにいますよ!

僕とともに歩みましょう!

最後に

僕の考えた「実家暮らしのコツ」いかがだったでしょうか。

要点をまとめると、家人との接点を減らすこと、自分のことは自分でやること、共有物をうまく利用すること。以上の3点です。

若干の不自由もありますが、だからこそ工夫の余地があります。自分の中でキッチリ割り切ってしまえば、毎月、4万円〜5万円の経費を節約することが可能性なのです。

実家に限らず、利用できる物があれば利用して、コストパフォーマンスの高い人生を賢く選択したいものですよね。

みなさんも、この機会に「実家」の有効利用を再検討されてみてはいかがでしょうか。