星の王子さま Kindle版
著者 サン=テグジュペリ
訳者 浅岡 夢二
Kindleで本を探していたら「星の王子さま」ってのが50円であったからポチってみた。名前は聞いたことがあったけど、まだ読んでなかったから。
それを、さっき読了した。途中でごはん食べたりしたから、のべで1時間くらいかな。
ところで、この本、世界で8000万部、日本で600万部が売れたベストセラー、らしい。
ぜんぜん分かんなかった…。
どこが良いのかサッパリわかんなかった…。
いや、僕は生粋の読書好きだから「星の王子さま」についても、とうぜん独自の解釈を展開しようと目論んでいたんだよ。
でも、何も出てこなかった。感想、解釈と呼べるような感情がなにひとつ湧いてこない。
老いたるは及ばずがごとし、なんてセリフあったかな。僕はもしかして感情が壊れているんじゃないかしら、というような屈辱にまみれている。
飛行機が壊れて、砂漠に不時着したパイロットが、修理して生還するまでの6日間のストーリィ。物質界から隔離されたパイロットはやがて星と会話をはじめる─。
王様やビジネスマン、それからバオバブや薔薇はメタファーで、言わんとすることは十分に伝わってくるんだけど、そうだよね、としか言いようがない。
文学かぶれの知識人、そうだな…この界隈じゃ(チェコ好き)さんあたりは、星の王子さまを読んで雷に打たれたような衝撃を受けて発狂し、額に星を刻み地面をのたうち回ったりするんだろうか…。
庶民にはわかりかねます。
「星の王子さま」僕には貴族の読み物に思えて仕方ないんですが、いかがなもんでしょう。
ではでは。