散るろぐ

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コメントのセンス。一生ROMれと呼ばれた男

こんちは。ライターのチルドです。

ネットには「コメント」を書く場所っていっぱいあるよね。ブログのコメント欄だったり、ブックマークのコメントだったり、掲示版のレスだったり。ツイッターなんかも広義でみればコメントと言えるかもしれない。

ROMれの呪縛

僕はネットを始めたころからコメントが苦手だった。2ちゃんねるとかで「半年ROMれ」なんて言うじゃない。レス(コメント)の内容が場違いだったり空気が読めてないと投げられるコピペなんだけど、僕はコメントするたびに、ROMれ!ROMれ!言われてた。

もしもみんなの中に「半年ROMれ」を言ったことがある人がいたら、その相手のうちのひとりは僕だったかもしれない。それぐらい高確率でROMれと言われ続けていたんだよ。

いやROMってるよ!半年どころか3年9ヶ月もロムってるよ!ヘタしたらキミが生まれる前からロムってんだよぉおおおお!ってときもあったんだけどね。ダメだったね。

要するにセンスなんだよ。コメントは。ROMることとトンチンカンなコメントに因果関係はない。断言するよ。 イケてるコメントを言えるヤツはロムる前からイケてるんだ。

だから僕はコメントをしないようになった。すると今度は、無口だとか、無言ヤメロだとか、発言しない奴に価値ない出てけ。…そんなふうに言われた。人って勝手だよ。


http://www.flickr.com/photos/58513626@N04/6388654183
photo by andrewXu

ブログで認められる

そんな僕だけど、ブログでは評価されてる。読者登録も500をこえてるし、フィードリィだって、67ものアカウントから支持されているんだよ。

僕には実力がついた。

これは決して誇張だったり、はてなのレベルが下がった訳じゃなく僕の実力が飛躍的に向上したんだ。

だけど人ってそれなりに評価されるとコメントしたくなる。いや、コメントしなきゃいけない気がするんだよ。有名税ってやつかな。

コメントに潜む危険

先日、僕が書いたエントリがツイッターでリツイートされていた。それも「もしかして俺のこと言ってんのか?ああん?コラ?」みたいな内容だった。

ぜんぜん違ったんだけど、前述したように、ぼくもコメントしなきゃいけない気がして、半日悩んだ末にコメントを返した。なるべくソフトに、誤解を解くつもりでね。

でもやっぱり僕はコメントがヘタなんだ。

僕は彼女に、いきなり胸ぐらを捕まれて引きずり倒された。そして地面に這いつくばった僕の股間を、彼女は硬いヒール(しまむらで売っているような)で何度も踏みつけた。

うさぎ干支生まれの僕はとても非力だ。

僕は虐待を受ける子供のように「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい! 」と泣きながら懇願したのだけど、そんな言葉は届くわけもなかった。

1時間におよぶ殴る蹴るの暴行の末に、最後はトドメとばかりのサッカーボールキックを頭部に受けて、僕は気を失った。

ペイオフ

目が覚めるとそこは県内最大級の総合病院のICUの中だった。僕は体中に生命維持装置を取付けられて瀕死で横たわっていた。透明なビニールカーテンの向こうには、不安に憔悴しきった彼女と家族の姿があった。

「もう少し来るのが遅かったら命はなかったのよ。運がよかったわね」

白衣の女性が、僕を励ますように手を握りながら言った。

「先生、僕は…僕は助かるんですか」

「大丈夫よ。インターネットからここに運ばれて来たときはハーフハーフだったけれど、今のバイタルは安定してるわ」

僕はその言葉を聞くと、張り詰めていた恐怖と緊張の糸がプツリと切れて、また意識を失った。

地獄のリハビリ

「グァァアアッ!」僕は悲鳴を上げた。
白衣の屈強な5人の黒人トレーナーが僕の体を四方八方に引き伸ばしている。

「チルドさん!がんばって!そうしないと…」

ウーピーゴールドバーグに酷似したトレーナーがそう言ってさらに力を加える。

「そうしないと2度とブログで歩けなくなる」

僕は苦痛に顔を歪めながら、ウーピーの言葉を引き継いで言った。

「そう。アイ・アム・バズよ。この一歩一歩があなたのインターネット。ブログへつづく轍(わだち)なのよ」

ウーピーの言葉に僕はうなずく。苦痛にゆがむ顔をむりやり笑顔に変えて。そう。この苦難を乗り越えたその先。その先にある未来(HATENA)へ僕は進んで行くんだ。

モンスターファーム

インターネットには魔物が棲んでいるって、よく言うよね。だから、心が純粋で無垢な少年のような僕には、ネットは向いていないかもしれない。

けれど、たいていの人は僕と同じような善良な一般市民なんだよね。サイレントマジョリティってやつ。つまり僕はね、そんな沈黙を言葉に変える、いわばイタコみたいな存在なんだ。

声無き言霊にいのちを吹き込む、最期のガンスリンガー。勇者なんだよ。言ってる意味分かるかな。そのために僕は存在するんだ。


ワッショイ!!


んじゃ、またね。