ちるろぐ

ここが僕のアナザースカイ

女子高生に睨まれるおっさんの話

こんちは。チルドです。

ミニストップを知ってるかな。全国に2000店舗を展開するイオン系列のコンビニエンスストアだよ。

僕の家から歩いて行けるコンビニは4つ。セブン-が2つと、ローソンが1つ、そしてもう1つがこのミニストップなんだ。

みんなの家の近所も似たような感じかな。もしかしたらファミマかもね。だけどコンビニってこんなにいるのって疑問もあるけど、それはまた別の話。

今日はもっと大事な話があるんだ。

僕がふだん行くコンビニはセブンが圧倒的に多い。ナナコにチャージしてるとか、近いとか、いろんな理由があるんだけど、なぜかセブンに行ってしまう。不思議だよね。


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photo by left-hand

ミニストップへ行く理由

そんな僕だけど、年に数回はミニストップへ行くんだ。それは、ちょっと言いにくいんだけど、「成人向け雑誌」を買うときなんだ。

行きつけのセブンでそれを買うのは抵抗があるし、ネットショッピングで買うほどの冊数でもない。だから、顔を知られてないミニストップでコッソリという感じ。

女性の店員さん

僕もなにかと気にする性質だから、そんなときの買い物に使えるミニストップは重宝してた。幸い店員さんは男性が多いからね。女性もおばちゃんだから安心なんだよ。

ところが、その日は、見た感じ、ちょっと若い娘がいた。たぶん高校生のアルバイトだと思う。僕は「成人向け雑誌」を一冊抜きとると、その子がいないのを見計らってレジへ向かった。

居ないと思ってたのに、タイミングが悪くてその子のレジに当たってしまった。下にしゃがんでなにかの作業をしてたんだよ。僕は仕方なく成人向け雑誌を差し出した。ここまで来たら後には引けないから、さも当然というように、雑誌を裏返して置いたんだ。

謎の沈黙

まあ、お会計なんて、パッと袋に入れてお金払って終わりだからね。言うほど気にはしてなかったんだよ。それに相手はインターネットが氾濫するイマドキの女子高生。

だから、なんの気なしにポンと置いたんだ。そしたら、その子レジ打たないのよ。

すっごい無表情。で、僕の存在を無視してる。

女子高生とおっさんが、レジの間に「成人向け雑誌」をはさんで突っ立ってるの。なにこのシュール。シャレにならんから早くしてくれ。いや、早くしてください。

どう考えても不自然な時間が経ってる。客は目の前にいるんだから、気がつかなかいとか絶対にない。「おい!早くしてくれぇぇえ!」正直、僕は心の中で叫んでいた。だけど、なにも言えず無言。

そうやっているうちに僕の後ろに2〜3人の客が並んできた。これが嫌だから誰もいないときを見計らってきたのにッ!。後ろの客の「なにやってんの?」っていう圧力がすごい。

やっと並んだ客に気がついた他の店員が駆けつけて、その子はレジを打ち始めたんだよ。しかも、なんか怒ってる。悪いものを見つけたかのようにさ。ふつふつと煮えたぎる怒りって感じで、僕を睨みつけてきた。

お嬢さん。いったい何に怒ってるのさ。

肥大するセクハラ

それだけの話なんだけど、気まずかったから、それからコンビニで雑誌を買うのはやめたよ。反省はしている。

たしかに、そーゆー雑誌を女子高生にお会計してもらうのはマズイ、とは思う。でも、僕が悪いのだとしたら、子供や学生が利用する店舗に、成人向け雑誌を、野ざらしにしていいのかって疑問もある。

例えば、道を歩いてるティーンに成人向け雑誌を差し出したら、速攻で通報されてしまう。もしも会社の女性に成人向け雑誌を見せたら、セクハラで捕まってしまうよね。

そんな時代になっている。

実行力を持つ思想

よく分からないけど、アメリカの影響でジェンダーとか差別とかって、新しい価値観がビックウェーブになって流れ込んできている。

その価値観に照らし合わせると、僕の「おばちゃん店員さんだったらオーケー」というのも甘い認識で、アウトな発言になってしまう。

でも、それはぜんぜん構わない。考え方や感じかたは人それぞれだからね。

気に入らないのは、今までは単なる思想だったものが、法と国家の実行力をともなって、僕の近辺をうろついているってことなんだ。変質者のように僕のテリトリーを歩いてる。僕の縄張りを徘徊してやがるんだ。そう考えただけで、僕には敵が増えたように感じるんだよ。

ふざけやがって。